米カリフォルニアの高校で銃乱射、2人死亡・容疑者は危篤状態

現地時間14日、米カリフォルニア州サンタクラリタの高校で発生した銃乱射事件で、生徒2人が殺害され、多くが負傷したとニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

サンタクラリタヴァレー保安官事務所のTwitterでは、銃撃を行ったとされる容疑者は16歳の少年で、現在病院で手当を受けているが、事件後に同じ拳銃で自殺を図ったために「危篤状態」だと報告されている。容疑者の氏名は公表されていないが、事件のあったソーガス高校の生徒である可能性が高い。

記者会見では、当局が銃撃の様子を記録した映像を確認したところ、容疑者が自分のバックパックから拳銃を取り出し、5人を撃って傷を負わせたあと、自分の頭を撃ち抜いたと発表された。容疑者が使用した拳銃はセミオートマチックのピストルで、回収されたときには弾倉が空になっていた。

AP通信によると、容疑者が発砲し始めたのが午前7時30分頃で、ほとんどの生徒が登校する前だった。この事件が通報された直後に、ウィリアムSハート・ユニオン・ハイスクール学区の全校が閉鎖された。さらにサンタクラリタヴァレー保安官がソーガス高校の近隣住民に向けて、自宅のカギをかけて外出しないようにと警報を出した。

同校の生徒ロージー・ロドリゲスは、図書館の階段を上がっていたら「風船がはじけるような音」を聞いた。「自分の学校でこんなことが起きるとは思ってもいなかった」とAP通信に話した。

もう一人の生徒シャロン・オルラナ・コルドヴァは、宿題をしていたら走ってくる人たちが見えたので、自分も走り出したとNBCロサンゼルスに話した。「外に出たら地面に倒れている人が見えて、その人は血まみれだった。本当に怖かったし、本当に恐ろしかった。何が起きたか全然わからなかったから」と。

ソーガス高校での銃乱射事件が速報で伝えられたとき、コネチカット州の上院議員リチャード・ブルーメンソールがちょうど「普遍的な身元調査」法案(米国内の銃器取引をすべて記録し、購入の際にNational Instant Criminal Background System(犯罪歴などを調べるシステム)で販売できる相手か否かを確認することを義務付ける法案)の必要性について、上院の議場で演説していた最中だった(当日の投票は共和党によって阻止された)。演説中に職員が近づき、ブルーメンソール議員に銃撃事件を伝えるメモを渡し、それを確認した同議員は、「この現実を無視できるというのか? 現実に起きている銃乱射事件を見ないふりができるのか? 我々は意識を向けるべきであり、対策を講じるべきなのだ。対策を間違った場合、我々も銃乱射に加担したことになる」と演説を続けた。