ビリー・アイリッシュ、兄への想いを綴った新曲「Everything I Wanted」を公開

ビリー・アイリッシュは、兄フィニアス・オコンネルへの想いを綴った新曲「Everything I Wanted」が公開。「たとえ何が起きても、私たちはいままでと変わらず、これからも一緒に立ち向かい続ける」と兄への想いを綴った。

ローリングストーン誌は、ビリー・アイリッシュのデビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』が2019年の人気オンデマンド配信アルバムの3位にランクインするだろうと予測している。それだけじゃない、アイリッシュの勢いは、まだまだ続きそうだ。米現地時間11月13日、アイリッシュは実兄であり、共同制作者でもあるフィニアス・オコンネルに敬意を表した新曲「Everything I Wanted」を発表した。新曲では、兄への想いとともに、名声に対するアイリッシュの内省が描かれている。

「たとえ何が起きても、私たちはいままでと変わらず、これからも一緒に立ち向かい続けるんだ」とアイリッシュはコメントを発表した。アイリッシュのデビューアルバムに横断歩道のクリック音や、英人気ドラマ『The Office(原題)』の音声サンプリングを加えるなど、聴く人の好奇心をくすぐるさまざまなサウンドエフェクトを加えたフィニアス・オコンネルは、同作のプロデューサーでもある。

新曲のアイリッシュは、いつもよりも優しくて悲しげな印象を与える。「I had a dream/I got everything I wanted/Not what you think/And if Im being honest/It might have been a nightmare(夢を見たの/望むものをすべて手に入れる夢を/君が思うようなものじゃないかもしれないけど/でも正直なところ/本当は悪夢だったのかもしれない)」と歌うアイリッシュのボーカルは、ささやくように控えめだ。曲は、世界的人気歌手になったことに対するアイリッシュの内省へと続き(「If they knew what they said would go straight to my head/What would they say instead?(あの人たちの言うことがそのまま私の心にグサッと刺さるってわかっていたら/彼らは代わりにどんな言葉を発したかな?)」)、惜しみなくサポートしてくれた兄への愛も綴られている(「If I could change the way that you see yourself/You wouldnt wonder why/They dont deserve you(君の目に映るその姿を私が変えてあげられるなら/すぐにわかるはずだよ/あの人たちは君にふさわしくないって)」)。

2019年3月にアイリッシュがデビューアルバムをリリースすると、ローリングストーン誌は彼女を「ラナ・デル・レイのカリフォルニアドリームから生まれた悪魔」と評した。2019年の夏、ソールドアウトしたツアーの最中にもかかわらず、17歳のアイリッシュは同誌の表紙を飾り、睡眠麻痺、共感覚、映画『ババドック~暗闇の魔物~』について詩的な見解を述べてくれた。さらに、アイリッシュは同誌の「Musician on Musicians」特集にも登場し、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングとの対談が実現した。

「人が私の音楽を受け入れてくれたことにびっくりしてる」とアイリッシュはアームストロングに語った。「だって最近は、何もかも気に入らない、みたいな風潮がはびこってるから。音楽だってあまり助けにはなってないよね。『Bury a Friend』についてのママとの会話が忘れられないんだ。ママも私も『こんな曲、誰も聴いてくれないよ。だって歌詞がI want to end me(自分を終わらせたい)なんだもん』って言ってたの。それに、誰かがこの曲を気にかけてくれるなんて、ほんとは思ってなかった。だから、ここまでの道のりはすごく不思議だった」

アイリッシュは、2020年3月から『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』を携えてのツアー(またもやチケットはソールドアウト)をスタートさせる予定だ。