UberのCEO、サウジ人記者暗殺の政府関与に対し「ミスだった」と発言し物議

UberのCEOダラ・コスロシャヒは、インタヴューでサウジアラビア政府によるジャマール・カショギ記者の暗殺を「人は誰でもミスを犯す」と表現し、同社の自動運転の死亡事故の「ミス」になぞらえ発言。「信じがたい出来事を目にしてとっさに口から出た」と、すぐに釈明。

UberのCEOダラ・コスロシャヒはAxiosとのインタヴューで、サウジアラビアによるワシントン・ポスト紙記者で米国在住のジャマール・カショギ暗殺を自社の自動運転車の失敗になぞらえ、「ミステイクだった」と表現した。

コスロシャヒは「サウジアラビア政府はミスを犯したのだと思う」と述べ、仮に記者殺害にサウジアラビア政府が関与していたとしても、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンドを率いるヤシル・アルルマヤンはUberの役員に留まるべきだと主張した。

「深刻なミステイクだ」とコスロシャヒは続けた。「我々も自動運転車でミスを犯した。我々は自動運転車から撤退し、ミスから立ち直った。人は誰でもミスを犯す。ミスを犯しても決して許されないという訳ではない。サウジアラビア政府も真剣に受け止めていると思う」と発言した。

HBO Documentariesのツイート:
UberのCEOダラ・コスロシャヒは、Axiosの共同創業者マイク・アレンと同社ビジネスエディターのダン・プリマックとのインタヴューで、ジャマール・カショギ記者の暗殺事件を受けてサウジアラビアとは距離を置くことを決めたと発言した。


Axiosのダン・プリマックが、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアズィズ・アル・サウード皇太子が殺害の指示に関与したと米国の情報機関が示唆している点を指摘すると、コスロシャヒCEOは「CIAによるレポートのその部分は読んでいない」と答えた。

インタヴューが報道されると、コスロシャヒは自らの発言を釈明するための声明を出した。「信じがたい出来事を目にしてとっさに口から出た。ジャマール・カショギの殺害は非難に値し、決して忘れてはならないし、また許されるべきものでもない」と述べた。

イエメンでは、内戦の影響で8万5000人以上の5歳未満の子供が餓死している。内戦にサウジアラビアが関与している点については、Axiosもコスロシャヒも触れなかった。