ファーウェイ・ジャパンは11月14日、Androidスマートフォンの新製品「HUAWEI nova 5T」を発表した。6.26インチの大画面液晶を搭載する中級機で、同社の日本向けスマホでは初めてパンチホールデザインを採用。カメラは計5つで、1/2インチの大型センサー搭載カメラや超広角カメラを搭載する。AIを利用し、リアルタイムで動画にエフェクトをかける機能も備える。価格はオープンで、予想実売価格は税別5万4500円前後。発売は11月29日。

  • 計5つのカメラを搭載する高性能Androidスマートフォン「HUAWEI nova 5T」。パンチホールデザインのファーウェイ製スマホは、日本では初めての投入となる

画面は1080×2340ドット表示対応の6.26インチ液晶で、前面カメラは左上隅に設けられたパンチホール内に搭載することで、画面占有率を約91.7%にまで引き上げた。パンチホールディスプレイを採用した製品は、ファーウェイの日本向けモデルとしては初めて。

カメラは、背面に4つ、前面に1つの計5つを搭載する。背面のメインカメラは約4800万画素の広角カメラで、ソニー製の1/2インチセンサーを採用。最大ISO102400の超高感度撮影に対応する。ほかは約1600万画素の超広角カメラ、約200万画素の被写界深度カメラ、約200万画素のマクロカメラとなっている。

  • 背面には4つのカメラを搭載。メインの広角カメラは、ソニー製の1/2インチセンサーを用いる約4800万画素の高画素カメラだ

動画撮影は、リアルタイムでエフェクトをかけられる撮影モードを搭載するほか、人物の色味だけを残し、背景をモノクロにした映像をリアルタイムで撮影できる「AIカラー」モードを搭載するなど、ユニークな撮影機能を搭載する。

チップセットは、同社のハイエンドモデルにも搭載されているHUAWEI Kirin 980で、メモリーは8GB RAM+128GB ROM。高性能ゲームもストレスなく楽しめる。バッテリーは3,750mAhの大容量タイプで、付属の充電器は30分で50%の充電ができる急速充電にも対応する。

SIMフリーなので、基本的にどのキャリアのSIMカードでも使える。OSはEMUI 9.1(Android 9ベース)で、Google製のアプリやGoogle Playも利用できる。

本体サイズは73.97(W)×154.25(H)×7.87(D)mm、重さは約174g。カラーバリエーションはミッドサマーパープル、クラッシュブルー、ブラックの3色。

  • Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac 準拠 (2.4GHz/5GHz)
  • Bluetooth:Bluetooth 5.0 with BLE (SBC,LDAC,HWA対応)
  • USB:USB 2.0 Type-C
  • SIM:nanoSIM x 2
  • NFC:対応
  • FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 /18 /19 / 20 / 26 / 28
  • TDD LTE: B38 / 40 / 41 (2545~2655 MHz)
  • キャリアアグリゲーション:対応
  • WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz