手を重ねて意気込む森喜朗東京2020組織委員会会長、EXILE HIRO、野口みずき、野村忠宏(左から)。

EXILE HIROが本日11月11日に東京・晴海トリトンスクエアオフィスで行われた「東京2020オリンピック聖火リレー」採火式・引継式概要発表会に出席した。

聖火引継式はギリシャ・オリンピアにあるヘラ神殿跡の聖火をオリンピック開催国へと引き継ぐセレモニーで、2020年3月19日にギリシャ・アテネのパナシナイコスタジアムで行われる。EXILE HIROは聖火引継式の文化パート監督に就任しており、この式で約140人の日本の子供たちとパフォーマンスを行う。またギリシャ国内で開催される聖火リレーのランナーとしては、野口みずき、野村忠宏、吉田沙保里の3人が選出されたことが本日発表された。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の副事務総長である布村幸彦氏は、EXILE HIROを文化パート監督に任命した理由について、「オリンピックにゆかりがあり、国際的な視点から演出をされている方という基準で選考を行いました。HIROさんには長らく文化教育委員会で委員を務めていただいていて、オリンピックを若い世代の方々に向けて盛り上げていくという観点で携わっていただいています。その流れで今回もお願いすることになりました」と説明した。

文化パート監督に任命された心境を問われたEXILE HIROは、「初めは驚きましたが、本当に光栄なことです。精一杯がんばりますのでよろしくお願いします。自分は“日本のエンターテイメントを世界へ”というテーマを掲げて活動しているので、身の引き締まる思いでした」と語った。さらに具体的なパフォーマンス内容について問われると「大枠のイメージは固まっていて、140人の子供たちによる、日本の伝統文化と新しい文化を織り交ぜたパフォーマンスにしていければと思っています。日本のダンス人口は約600万人で、子供たちのダンスレベルはトップクラスなんです。世界に知られていない日本の子供たちのスキルの高さや元気な姿を表現したいですし、子供たちにとっては一生の思い出に残り、未来につながるようなパフォーマンスにしたいと思っています」とコメント。

聖火引継式の会場であるパナシナイコスタジアムへ視察のために足を運んだというHIROは、「映像では何度も見させていただいたのですが、実際に行ってみるとより壮大でスケールが大きくて、神々しかったです。想像力を掻き立てられましたし、イメージがより具体的に湧きました。当日は日本のスタッフの皆さんと、東京2020組織委員会の皆さんと力を合わせて、ベストなパフォーマンスを発信したいです」と意気込んだ。