3-1で迎えた70分、自ら得たPKを沈める横浜FMのマルコス ジュニオール[写真]=大木雄介

 勝点1差の3位から、2004年以来となるリーグ優勝を狙う横浜F・マリノス。相手がたとえ、同じ超攻撃的サッカーを展開する北海道コンサドーレ札幌であったとしても、そのスタイルはブレなかった。

「自分たちのサッカーは、前からしっかりとプレッシャーを掛けて得点を狙いに行く。0-0であろうと、3-0であろうと、それは変わらない。それが自分たちのやり方なので、日々やっていることをしっかりと試合に出すことができた」

 開始直後のプレッシャーから相手GKのミスを誘い先制点を挙げると、その2分後にも右サイドから追加点。8分に札幌に1点を返されるも、23分には仲川が高速ドリブルで駆け上がりGKまでかわして3点目。後半に入った70分に4点目を決めたのが、マルコス ジュニオールだった。

「裏にスペースがあったので、そこに入り込もうと走って入り込んだところで接触があった」とPK獲得のシーンを振り返ったマルコス ジュニオール。相手GKが反応したものの、「日々練習しているのでしっかり集中できた」と際どいコースに沈めたあとは、お決まりのポーズで喜びを表現した。

 現在15ゴールを決めて、得点ランキングトップに立つマルコス ジュニオール。トップ下に位置し、ボールをさばきながら周りを動かす配給役を担うとともに、自らも前線に飛び出し使われ役もこなす“フォア・ザ・チーム”の精神の持ち主だ。

「まずは自分たちがやるべきことをしっかりとやる」。首位の鹿島アントラーズが敗れたことで、横浜FMは2位に順位を上げたが、泣いても笑っても残り3試合で勝負は決する。チームの優勝のために、この男がゴールを狙い続ける。