新華社通信は11月5日(中国時間)、「坚决遏制沉迷,保护青少年健康成长——国家新闻出版署有关负责人就《关于防止未成年人沉迷网络游戏的通知》答记者问-新华网」において、未成年がオンラインゲームに没頭するのを防ぐための通知が発表されたことを伝えた。今後、18歳未満には次の要件が適用されるものとみられる。

  • オンラインゲームアカウントには実名を利用する。現在、多くの未成年者は親の携帯電話番号などの情報を使ってアカウントを登録している。今後より厳密に登録を行う必要がある
  • 18歳未満のユーザーのプレー時間は1日1時間半までとするほか、22時から8時まではプレーを禁止とする。休日は最大3時間までプレー時間を認める
  • 18歳未満のユーザーには課金に制限を設ける。8歳未満には課金サービスの提供を禁止するほか、8歳から16歳未満のユーザーに対しては1回の上限を50元および1ヶ月の合計上限を200元、16歳から18歳未満のユーザに対しては1回の上限を100元および1ヶ月の合計上限を400元とする
  • こうした条件を満たすようにオンラインゲーム企業への監督を強化する
  • ゲームコンテンツがユーザーの年齢に適切なものであるかを検証するとともに、ユーザーを支援する
  • 上記の取り組みがうまくいくように、保護者や学校などを積極的に指導および支援する

中国はゲーム業界にとって大きな市場の1つ。ただし、今回の規制に関しては以前から業界で検討されていたものとされており、既存の企業はすでにこうした規制が実施されることを想定していると考えられていることから、市場に及ぼす影響は限定的と見られる。