「人の言葉や感情をダイレクトに受けてしまう…」“超敏感体質”の相談者に、松尾スズキ・鈴木おさむ・GENE小森が届けた言葉は…?
TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」。放送作家の鈴木おさむと小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が“相談員”となり、リスナーの人生相談にコンサルしていきます。10月25日(金)の放送は、劇団「大人計画」を主宰し、劇作家、映画監督、俳優などマルチに活躍する松尾スズキさんがゲスト相談員として登場。相談員の2人とともに、リスナーの悩みに応えました。


(左から)鈴木おさむ、松尾スズキさん、小森隼


<リスナーからの相談>
集団でいるときに、人の言葉や感情をダイレクトに受けてしまうのが悩みです。昔から、機嫌が悪い人がいると“自分のせいかな……”と思ってしまったり、そのうち自分も機嫌が悪くなってしまったり。最近そうなることが多くて疲れてしまい、1人になりたいと思うことが多いのです。親からは「生きるうえで、その性格は必要ない」と言われてしまいました。みなさんの周囲に私のようなタイプがいたら、どう接しますか?(ラジオネーム:はなさん 20歳 女性)

おさむ:僕は“1人になりたい”とは思わないですけど、はなさんの性格はすごく理解できます。気付くことができる人がいる一方で、ガサツな人もいますよね。一時期、“鈍感力”という言葉が流行りましたけど、松尾さんはどちらのタイプですか?

松尾: HSP体質(超敏感体質)っていうんですかね。はなさんの気持ち、すごくわかりますね。

おさむ:こういう体質は、(演劇などの)“作り手”に多いですか?

松尾:どうだろう。いま、12月に上演される舞台「キレイ―神様と待ち合わせした女―」の稽古をしているんですけど、出演者が30人ぐらいいて。みんなを動かしていかなければいけないのですが、“跳ねてない人”がいたりすると、すごく気になっちゃう。そういうのを、ずっと見ているんですよね。めちゃくちゃ疲れますよ。

おさむ:その性格って直らないじゃないですか。

松尾:直らないと思う。でもね、慣れが解決するときもあるかもしれないですね。

おさむ:相談者のはなさんは、まだ20歳ですしね。

小森:確かにそうですね。しかも学生ですし。社会に出て、仕事を始めたりすると変わるかもしれないですしね。

おさむ:話は変わりますが、なにかに気付いて、その人のためを思って言ってあげることってありますよね。でも、例えば50歳を過ぎた人には伝えないほうがいいですかね。

松尾:微妙ですよね。

おさむ:その人のことを考えて、良かれと思って言ってあげて。でも、言われたほうは、そんなにありがたくなかったりする場合も多いじゃないですか。

松尾:演出していて、そこは一番気を使うかな。指摘されて、“わかりました”と言って、どんどん良くなる人もいれば、言われてへこんでしまう人もいるので。だから、待つことが必要なときもあるし。

おさむ:「大人計画」の劇団員には、いろんな方がいらっしゃいますけど、へこむ人もいますか?

松尾:いると思います。

おさむ:人によって言い方を変えますか?

松尾:変えます。あとは、みんなの前で言うか、個人的に言うか、みたいなところもあるかなぁと。

おさむ:松尾さんはどっちのタイプですか? みんなの前で、すごく激しく言う人もいますよね。

松尾:あんまり言われたくないかもしれないですね。いま、大きな稽古場で30人ぐらい相手にやっているのでマイクを使っているんです。マイクで言われたことって、やっぱり大きいし、そこで繊細なことは言えないな、と思っています。

おさむ:僕はそういうことが本当に苦手なので、しないんですけど、何回も同じことをやらせたりする人もいますよね。みんなの前で指摘することで、良くなる人もいますか?

松尾:なかには、“自分のことを大切にしてくれているんだ”と思う人もいますよね。

小森:その発想は、なかったですね。僕は逆のタイプで「もう1回! もう1回!!」って、言われれば言われるほど、どんどんダメになっていきます。

おさむ:“自分に時間を割いてくれている”と思う人もいるんですね。でも確かに、そう感じる役者さんは、いるかもしれませんね。俺なんか、気を使ってしまって、“もういいや”って思ってしまうんだけど。それを、“自分のほうを見てくれない”と思ってしまう人もいるんですね。

松尾:言い方ですよね。“ダメ出し”って言葉もあまり好きじゃないんだけど、怒っているふうに伝えるのはダメ。“こうしたほうが、うまく転がるよ”という提案型で。

おさむ:今回の相談者・はなさんのお悩みに戻りますが、性格は直らないと思うので、その性格に慣れていくしかないと思います。

小森:“これが自分だ”と思って、生きていくと。

おさむ:そうですね。そこが“自分の良さ”でもありますしね。あともう1つ言うと、そういう性格の人に向いている仕事は絶対にあります。それを活かすことができればいいですね。

松尾:そう思います。

11月8日(金)の放送は、脳科学・AI研究者の黒川伊保子(くろかわ・いほこ)さんをゲスト相談員にお迎えします。どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:鈴木おさむと小森隼の相談フライデー
放送日時:毎週金曜12:00~13:00
パーソナリティ:鈴木おさむ、小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/soudan/