今週の秋葉原情報 - 全コア5GHz動作の「Core i9-9900KS」が登場、新型GPU「GTX 1660 Super」も

5GHzオールコアターボを実現した特別版

Intelの第9世代Coreに、最上位モデル「Core i9-9900KS」が登場した。通常の9900Kの特別版と位置付けられており、ターボブースト時に全コアの5.0GHz動作が可能となっている(9900Kは1コアのみ)。同時に、ベースクロックも3.6GHzから4.0GHzへ引き上げられた。選別コアを使っているとのことで、数量は限定。価格は66,000円前後だ。

• Intelの「Core i9-9900KS」。ケースは共通だが"Special Edition"の文字が

• 9900Kに比べると、価格は6,000円ほどアップ。数量限定なので完売に注意だ

8コア/16スレッド、倍率アンロック、GPU内蔵、クーラー別売といった点は従来の9900Kと同じ。既存のZ390マザーボードが利用できるが、TDPが95Wから127Wに上がった点には注意して欲しい。

創立30周年記念の豪華版マザーボード

先週紹介したASUSの創立30周年記念マザーボード「Prime X299 Edition 30」の発売が開始された。製品のイメージとしては「Prime X299-Deluxe II」に近いが、44以上のPCI Expressレーンに対応するほか、VRMヒートシンクにファンを内蔵するなどの強化が図られている。価格は79,000円前後。

• ASUSの「Prime X299 Edition 30」。高級感のある白いパッケージだった

• 基板はPrimeらしく、白と黒を基調としたデザインを採用している

• 新型Core Xに対応するため電源を強化。ヒートシンクにはファンも内蔵する

• プリマウントI/Oシールドを採用。高速なWi-Fi 6や5GbEを搭載している

GeForce GTX 1660がGDDR6メモリに

NVIDIAから、新型GPU「GeForce GTX 1660 Super」が登場、搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。従来のGTX 1660と比べると、CUDAコア数は1,408基で変わらないものの、メモリがGDDR5からGDDR6へと変更されているのが大きな違いだ。性能については、大原氏のベンチマーク記事が詳しいので、そちらを参照して欲しい。

【ベンチマーク記事】
「GeForce GTX 1660 Super」を試す - ミドルレンジ本命か？ 検証レビュー
https://news.mynavi.jp/article/20191029-916372/

• 「GeForce GTX 1660 Super」カードが一斉に登場(パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店)

今回、入荷が確認できたのは以下の各モデル。トリプルファンの高速なモデルから、シングルファンのショート基板モデルまで、様々な製品が用意されているので、好みに応じて選ぶと良いだろう。価格は28,000円～37,000円前後となっている。

• ASUSの「TUF 3-GTX1660S-O6G-GAMING」。トリプルファンを搭載する

• GIGABYTEの「GV-N166SGAMING OC-6GD」もトリプルファンのモデルだ

• MSIの「GeForce GTX 1660 Super Aero ITX OC」はショート基板モデル

• ZOTACの「GeForce GTX 1660 Super Twin Fan」は2ファンながら173mmと短い

• GALAKUROの「GG-GTX1660SP-E6GB/DF」。3年の長期保証なので安心だ

• 最安値はPalitの「GeForce GTX 1660 Super StormX」。ショート基板だ