enzaでサービス中の『アイドルマスター シャイニーカラーズ』よりCDシリーズ第2弾「THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 05」の発売記念イベントが9月15日、開催された。出演者はアルストロメリアの黒木ほの香(大崎甘奈役)、前川涼子(大崎甜花役)、芝崎典子(桑山千雪役)。

  • 「THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 05」発売記念イベント

ツインテール姿の3人がステージに登場すると客席からは歓声が沸き起こる。まずは前日に誕生日を迎えた芝崎を祝い、イベントはスタート。

最初のトークパートでは、「THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 05」を振り返っていく。「Bloomy!」について、2番Aメロの"待ってばかり"がお気に入りだという黒木は、「(これまでのアルストロメリアの楽曲は)どこか複雑で難解にしてしまうイメージがあったけど、今回は包み隠さず、ありのままを受け入れていく感じがあって」と印象を語った。前川も「甜花の今までの歩みを考えると、すごく『成長したなぁ』っていう感じがするよねぇ」としみじみ。

メンバーが「初めて聴いたときはびっくりした」と口を揃えるのは、ちょっぴりセクシーで大人ぽさもかわいさも感じられるカップリング曲「Love Addiction」。芝崎は「2番の"One more time ビビッときた 手を取ってくれたから"は、やっぱり千雪さんとしてはプロデューサーさんのことを思わざるを得ないというか。絶対にそこで一人の女の子に戻るんだろうなって思いながら歌いました」と、歌に込めた想いを明らかに。

ここからはCD収録楽曲をフィーチャーしたコーナーに挑戦していく。一つ目のコーナーは、「Bloomy!」をフィーチャーした「アルストロメリア先生のカタカナ語講座」。この楽曲には、「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」といった意味を持つ「カルペディエム」、「拍子を正確に合わせて」という意味の音楽用語「ア・バットゥータ」など、難しいカタカナ語が時々登場する。そのため、楽曲をより深く理解してもらえるよう、3人が先生となってカタカナ語の正しい意味を教えてくれるというコーナーだ。

トップバッターの黒木が引いた抽選BOXから引いたワードは「ガバナンス」。世間的には「統治、またはそのための方法」という意味だが、アルストロメリア的には、仕事ができない上司に「もうちょっとしっかりしてください」と言いたいときに角が立たないよう、「ガバナンすか!?」という形で使用するのが正しいそう。「破片、ゴミ」といった意味の「デブリ」は「データ・ブラック・リトライ」(芝崎)。「人工物」といった意味の「アーティファクト」は、「アー! こんなところにティーが。飲もう。と思ったらファックト……」、つまり「喉が渇きお茶を飲もうとしてくしゃみが出ちゃったときに使う」(前川)と、3つのカタカナ語が紹介された。

それぞれの意味を復習してから、「Love Addiction」をフィーチャーしたコーナー「ドキドキ!デートプロデュース」へ。プロデューサーから募集した「どこで」「何を」「決め台詞」から成るデートのシチュエーションを紹介し、その中から一つを実際に表現していくというものだ。

今回紹介したのは「コスモスの花畑でピクニック『この景色を来年も一緒に見よう』」「廃校で肝試し『この手を絶対に離さないで』」「京都を着物で散策『慣れない着物だと歩きづらいかもしれないから、手、しっかり握っててね』」「体験施設で陶芸体験『一緒に土器土器(ドキドキ)しよう』」「自宅でくつろぎながら『こっちおいで』」の5つ。

そこから、芝崎の一言で「体験施設で陶芸体験」を演じることに。女の子を芝崎が、男の子を前川が演じ、黒木は初めての土器役を熱演。途中、「俺以外の男と土器作ったことあんのかよ!」「土器はあなたが初めてよ!」というやり取りには爆笑が起き、まさに土器土器なシチュエーションを楽しんだ。

イベント終盤、お待ちかねのライブパートでは、今回リリースとなった楽曲を披露。「Bloomy!」は、一人ひとりと視線を交わすように客席へ目を向けながら、前向きな歌詞を歌い上げる。さらに、スカートの裾をつまんで軽く持ち上げたり、両手でハートマークを作ったりと、キュートさ全開の振り付けで会場を魅了した。

そして「Love Addiction」が始まると、そのかわいらしさはそのままに、ジャズ調のおしゃれなサウンドにのせてショーさながらのパフォーマンスを見せる。クラップや掛け合いのパートもあり、集まったプロデューサーたちと楽しい時間を共有し、本イベントは幕を下ろした。

photo:中原幸