ダイレクト・ソーシング ジャーナル(パーソルキャリア運営)は10月29日、「はたらく価値観」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年8月23~26日、調査対象は20・30代のdoda会員で、有効回答は331人。

  • やりがい、稼ぎ、成長、あなたが優先するものは?

    やりがい、稼ぎ、成長、あなたが優先するものは?

まず、仕事にやりがいは欲しいか尋ねたところ、60.7%が「そう思う」と回答。また、仕事を通して成長したいかとの問いには63.7%が、仕事を頑張ってお金を稼ぎたいかとの問いには65.6%が「そう思う」と答えた。全ての質問で「そう思う」の割合は60%を超え、「少しそう思う」を合わせると90%近くに達しており、同調査では「プライベート重視と思われがちな20代・30代ですが、実際は『仕事へのモチベーションが高く、やる気も十分にある』と考えられます」と分析している。

「やりがい」「稼ぎ」「成長」に順位をつけてもらうと、やりがい派が46.5%、稼ぎ派が43.2%と答えが2つに分かれた。やりがい派では「モチベーションの維持や成長のためには『やりがい』が必要」との声が目立ったのに対し、稼ぎ派では、「生活のためにはまずは稼ぐことが大切」「仕事の評価が給与だから、給与が大切」といった意見が多くみられた。

プライベートと同じくらい仕事も重要だと思うか質問すると、「そう思う」が50.8%、「少しそう思う」が25.4%との結果に。回答者からは、「オンオフのメリハリ」「仕事とプライベートのバランス」を重視する声が多数寄せられた。

適切な業務量を考えるときに最も重視するものを聞くと、半数近い43.8%が「残業時間の少なさ」と回答。残業時間が少ないと感じる境界線は、「月10時間以内」が46.2%、「月20時間以内」が33.8%となり、「毎日30分~1時間程度の残業が理想」であることがわかった。