不規則な生活や多忙な生活による、「お疲れ感」は体にすぐ現れます。10代の頃なら、寝れば全てが回復したのに、歳を重ねるごとに回復度も下がり、疲労もたまり、エクササイズなんて後回しになりがちです。

◆エイジレスはもはや常識!? 年齢不詳の体を手に入れよう!
ひと昔、「-5歳肌」「見た目年齢」といった言葉が流行りましたが、今は「エイジレス」。「あなたっていくつなの?」と言われれば、それは褒め言葉として受け止められます。とはいえ、仕事や家庭に忙殺されていれば、「美容のため」に時間を割くよりも、少しでも睡眠時間の確保をしたいと思うはずです。

いきなり今の生活を変えるというのは難しいので、「良質の睡眠」と「美肌」そして「エイジレスな体」を一気に手に入れるヨガのポーズで、事前に手を打つ方が得策といえそうです。

ここでは、年齢が出やすい部位としての「腰回りの脂肪」をつけないようにするポーズをご紹介します。

ヨガは深い呼吸に動きを合わせることで、心身ともにリラックスするので、「良質の睡眠」が得られ、アンチエイジングに欠かせない「成長ホルモンの分泌」も促してくれます。このホルモンのお陰で、「代謝のよい体」や「潤いのある美肌」がキープ出来ます。

いつまでも綺麗な体を維持するためには、今日からスタートする行動力がポイントです。後回しにした結果、パンツの上に腰肉が乗っていた……状態にならないように、腰を軽く行動に移しましょう!

◆アルダ・マツィエンドゥラーサナ(ねじりのポーズ)
「アルダ」は「半分」という意味。また、「マツィエンドゥラ」は、ハタ・ヨガの創始者のうちの1人であるともいわれています。

このポーズはヨガのレッスンでは欠かせない、ねじりのポーズの代表格ともいえます。このポーズを取ると、体の不調がほぼ解消されるといわれ、背中の痛み、腰の痛み、お尻の張りなどが楽になります。また、肩の可動域も広がり、肩まわりの動きがよくなります。

しかし、最大の効果は内臓の活性化によるデトックス効果です。お腹にたまった毒素を排出することはもちろんですが、余分な体脂肪もそぎ落としてくれます。

◇効果
首、肩、背骨の緊張をほぐす、内臓の活性化により血液循環アップ、美肌ストレス軽減、便秘、ウエスト・お腹・お尻の引き締め

◇注意する点
背中や背骨に故障がある、下痢、生理中の人は、無理のない範囲で行いましょう。

◇やり方
◇1
動作1
床に足を伸ばし長座になります。

◇2
動作2
左足を右足の外側床に置きます。

◇3
動作3
そのまま右膝を曲げます。この時左のお尻が浮かないように、両方の坐骨を床につけ、土台を安定させましょう。

◇4
動作4
そのまま右手で左足を抱きしめ、息を吸いながら左手を天井に伸ばし、背筋を伸ばします。 

◇5
動作5
左指先を床につけ、息を吐きながらゆっくりとお腹からねじり、左の肩を引き胸を開き、右目で肩の先の床を見ながら首筋をねじります。イメージはタオルをゆっくり絞るように。そのまま5呼吸深い呼吸を繰り返し、ゆっくりとお腹から正面に戻ります。足を組み変え、反対側も同様に動作しましょう。

◆ウシュトゥラーサナ(ラクダのポーズ)
このポーズは太もも、お腹、胸、喉といった体の前側を力強く伸ばす動きです。ただし、腰や首に負担が掛かるので、「反る」というよりは、お腹、胸を「上に引き上げ、伸ばす」と意識し、無理のない範囲でトライしましょう。

このポーズのポイントは、膝の真上に足の付け根が位置し、お腹と腰を引き寄せあい腹筋、背筋で腰が反りすぎないようにポーズをキープすることです。その状態ができるようになれば、お腹の深層筋のストレッチ効果が得られ、疲労がたまり固くなりやすい腸腰筋などがほぐれ、姿勢の改善も期待できます。

やはり美しい姿勢は、「美人の要」ですから、PCに向かっていた時間が長かった……、寒くて背中を丸めていた……、という人におすすめです。また、胸を開くポーズは、「女性ホルモン」の分泌も促すので、女度を上げたい時には積極的にチャレンジしてみてくださいね。

◇効果
内臓の不調、猫背、冷え性、お腹・ヒップ・背中の痛み解消&引き締め、バストアップ、集中力の向上、疲労や不安・月経時の不快症状の改善

◇注意する点
高血圧/低血圧・片頭痛、腰または首を痛めている人は無理のない範囲で行うようにしましょう。

◇やり方
◇1
動作1
膝の真上に足の付け根がくるように立膝になります。両手を腰に置き、つま先を立て一呼吸。

◇2
動作2
そのまま息を吸いながら、お腹、胸を引き上げ、息を吐きながら、両手で腰を前に押し出し、背中を伸ばし、目線は自然と斜め上に向けましょう。両肘は誰かに優しく引っ張られるようなイメージで、肩を下げ、胸を天井へと押し上げます(腰や首を痛めている人はここまでにしましょう)。

◇3
動作3
さらに息を吸いながら、左手を天井に伸ばし、お腹、胸を引き上げ、目線は指先に向けます。この時、太ももを前方に押し出すようにし、お尻が落ち、腰が反らないように注意しましょう。

◇4
動作4
そのまま左手は左かかとをつかみます。この時、右手で腰を前に押し出し、腰、背中を伸ばし腰を反りすぎないようにします。

◇5
動作5
同じように息を吸いながら、右手を天井に伸ばします。

◇6
動作6
そのまま右手も右かかとをつかみ、太ももを前方に押し出し、太もも、お腹、胸、喉を伸ばします。余裕があれば、つま先を床につけ、さらに深く反ります。そのまま呼吸を5呼吸ほど繰り返します。

◇7
動作7
左手を腰に置き、腰、太ももを前方に押し出すようにし、一気に上体を起こします。戻る時は、腰を痛めないように細心の注意を払いましょう。

いかがですか? どちらのポーズもヨガの代表的なポーズですが、無理のない範囲で、ポーズを取った後の体の変化も感じながら、気長に続けてみてください。必ずその効果に驚くはずですよ。

文=森 和世(エクササイズガイド)