新スタイルの加熱式タバコ「PULZE」がついに全国発売 - その吸い心地とは?

インペリアル・タバコ・ジャパンは、2019年5月6日より福岡県の一部のみで限定販売されていた加熱式タバコ「PULZE」を、世界に先駆けて日本で本格的な発売を開始。全国の主要なコンビニエンスストアなどで購入可能となった。これに際し、「PULZE」全国ローンチ発表会が10月28日に開催され、ひと足先にその吸い心地を体験してきたのでリポートをお届けしたい。

インペリアル・タバコ・ジャパンの加熱式タバコ「PULZE」

加熱式タバコ「PULZE」の主な特徴

各社から次々と新製品が発表され、まさに群雄割拠とも言うべき現在の"加熱式タバコ市場"。そんな中、VAPEのトップブランド「blu」を展開してきたインペリアル・タバコ・ジャパンが提案するのは、"ユーザーの悩みに応える製品"だという。「紙巻に比べて満足感が足りない」「バッテリーの持ちが悪い」など様々な悩みの声を踏まえ、開発されたのが新スタイルの加熱式タバコ「PULZE」となっている。主な特徴は以下の通り。

ユーザーの悩みに応え、"欲しい"を形にした加熱式タバコ

〇選べる2つの温度設定
吸い応えのある標準モード(345度)と、スムース(軽やか)な味わいのエコモード(315度)の2種を気分やシーンに合わせて選択できる。

〇満足度の高い加熱技術
加熱式タバコの加熱方式は、タバコを外側から加熱する「Outside IN」と内側から加熱する「Inside OUT」の二種類があるが、「PULZE」は吸い応えが高い前者の「Outside IN」を採用。さらに、独自開発のセラミック製加熱ヒーターで加熱するため、高い満足感が得られるように仕上がっているそうだ。

〇ニオイが少ない
加熱式タバコの独特なニオイが苦手、という人は少なくないだろう。「PULZE」では独自の技術・製法により、ニオイも少なくなっている。

〇連続使用が可能
90分のフル充電で最大20本の連続使用が可能。チェーンスモークが可能なうえ、吸える本数も多いのは愛煙家としてはありがたい。

気になる実際の吸い心地は……

タバコスティックを差し込み、電源ボタンを2回連続で押し、本体が振動するまで押し続けると加熱が始まる。ここで2回振動するまでボタンを押し続けると「エコモード」となる。ちなみに、加熱時間はたった20秒とスピーディ。あっという間に吸引可能となる。

20秒とスピーディに加熱が完了するのも大きなメリット

肝心の吸い応えは、かなり紙巻きタバコに近い。パンチ力も、タバコの味わいも、これまでの加熱式タバコの中で上位と言えるだろう。喫煙時間はパフ数に関係なく、4分間とゆったり。同じ高温加熱式タバコの「アイコス」が6分間(14パフ)なので、時間自体は短いかもしれないが、満足度は引けを取らない。

吸い終わったら本体キャップを開き、タバコスティックを抜く。その際、軽く回しながら抜くのが葉詰まりさせたないためのコツ

タバコスティックは、現状「ミント」と「メンソール」の2種のみ。いずれも爽やかな味わいが口いっぱいに広がり、吸い心地は◎。レギュラー系のタバコも近いうちに発売が開始されるとのことだ。

アイディー・スティック・ミント(税込460円)

アイディー・スティック・メンソール(税込460円)

また、ニオイについても「アイコス」に比べると、比較的少ないと感じられる。ただ、よりニオイの軽減だけを求めるならば低温加熱式タバコの「グロー」「プルーム・エス」のほうがまだ優位だろう。

そして、個人的には大きな魅力だと感じられたのが、クリーニング用ピックが本体下部に内蔵されていること。高温加熱式タバコはこまめなクリーニングが必須になるが、ふいに葉が詰まったり汚れに気づいたりしてもクリーニング用の器具を持っていないと対処ができない。そんなときに内蔵されているピックでささっと手入れができるのは嬉しい。もちろん、本格的なクリーナーも同梱されているので定期的な手入れにはそちらを使おう。