GPU内蔵のCore i3がラインナップに追加

Intelの第9世代Coreプロセッサに、ローエンドの「Core i3-9100」が登場、発売が開始された。現在、店頭で入手できるCore i3は、9350KF/9100FとGPU非搭載モデルのみだったため、内蔵GPUで低コストにPCを組みたい場合にはちょうど良いだろう。4コア/4スレッドでTDPは65W、クロックは3.6/4.2GHzだ。価格は17,500円前後。

  • Intelの「Core i3-9100」。GPUの有無以外は、9100Fとスペックは同じだ

  • 第9世代Coreは、下位モデルにGPU非搭載のF型番が多い。貴重なモデルだ

またCeleronには、上位モデルの「G4950」が追加された。発売中のG4930からは、クロックが3.2GHz→3.3GHzに高速化されている点が違い。2コア、2スレッド、54Wという仕様については共通だ。価格は7,500円前後。

  • こちらは「Celeron G4950」。ただG4930から価格は2,000円ほどアップ

ASUS創立30周年記念マザーの予約が開始

ASUSより、同社の創立30周年を記念した数量限定のマザーボード「Prime X299 Edition 30」が発売予定だ。X299チップセットを搭載するハイエンドモデルで、Intelの新型「Core X」(10000番台)に最適化されているという。発売日は11月1日。パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店が予約の受付を開始しており、予価は78,800円だ。

  • ASUSの「Prime X299 Edition 30」。BUY MOREでは前金無しで予約受付中

16フェーズのIR3555、AIオーバークロック、5GbE、Wi-Fi 6など、スペックは非常に強力だ。また、USBで接続する外部デバイス「Smart Control Console」も付属する。これは、OLED画面、WEBカメラ、マイクを搭載。各種情報の表示、Windows Helloによるフェイスログイン、ジェスチャーや音声コマンドによるコントロールなどが可能だ。

  • 重装備の基板。VRMヒートシンクにはファンを内蔵、60℃に達すると作動する

  • 付属する「Smart Control Console」。モニターの上部に設置して利用できる

Radeon RX 5700カードにTUFモデル

ASUSから、Radeon RX 5700グラフィックスカードが2モデル登場した。トリプルファンの「TUF 3-RX5700-O8G-GAMING」とデュアルファンの「DUAL-RX5700-O8G-EVO」で、クロックはTUFの方がやや高速だが、どちらも3スロットを占有し、カードサイズはあまり変わらない。価格はそれぞれ、55,000円前後と53,000円前後。

  • ASUSの「TUF 3-RX5700-O8G-GAMING」。出力はDisplayPort×3とHDMIだ

  • こちらは「DUAL-RX5700-O8G-EVO」。リング付きのAxial-techファンを搭載

カード長を短縮したRTX 2080 Super

MSIの「GeForce RTX 2080 Super Ventus XS OC」は、デュアルファンのGeForce RTX 2080 Superグラフィックスカード。従来の「Ventus OC」の改良版となっており、クロック速度(ブースト1,830MHz)を維持したまま、カード長を268mmから257mmへと短縮した。出力端子(DisplayPort×3とHDMI)に変更はない。価格は99,000円前後。

  • MSIの「GeForce RTX 2080 Super Ventus XS OC」。カード長が短くなった

  • 従来モデル「同 Ventus OC」の外観。新モデルに比べると、細長い形状だ