チャットプラスは10月25日、人事総務担当者を対象とした「業務の悩みや業務の効率化」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2019年10月10~11日、有効回答は1,090人。

  •  左:導入されているツールの満足度を教えてください / 右:自社に合う自動効率化ツールがあれば導入したいですか?

    左:導入されているツールの満足度を教えてください / 右:自社に合う自動効率化ツールがあれば導入したいですか?

人事総務の業務における課題を聞くと、「勤務評価及び業務の能率化・効率化」(60代男性)、「ペーパーワークの減少、および効率化」(50代女性)、「勤怠管理が大変、個人情報保護の徹底」(40代女性)、「定型業務の効率化」(50代男性)などとなり、業務の効率化を挙げる人が多かった。

日々の業務で大変だと感じることは、「都度対応」が37.3%と最も多く、次いで「管理業務」が21.7%、「同じ説明を繰り返すこと」が21.5%、「書類の整理」が17.5%となった。

業務を効率化するために必要だと感じることを聞くと、「人材の確保」が40.7%でトップ。以下、「ツールの導入」が26.8%、「不要な業務を省く」が23.8%、「外注委託」が8.2%と続いた。

業務効率化のためのツールを導入している会社は半数以下の49.7%。導入されているツールの満足度を尋ねると、「低い」が48.5%、「かなり低い」が12.6%と、計61.1%が不満を感じていた。また、自社に合う自動効率化ツールがあれば導入したいと考えている人は82.9%に上った。

今後10年間で、ITツールやAIの導入によりバックオフィス業務の生産性は向上するかとの問いには、80.4%が「はい」と回答。人事、総務の自動効率化ツールで有効と思われるものを質問すると、「労務管理」が50.0%、「勤怠管理」が41.5%、「経費精算」が35.0%、「採用管理(ATS)」が34.2%、「チャットボット」が23.2%、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」が17.3%となった。