近畿日本鉄道は25日未明(24日深夜)、名阪特急の新型車両80000系「ひのとり」の夜間搬送を報道関係者らに公開した。この日は第1編成の2両がトレーラーで陸送され、深夜2時すぎ、近畿車輛の工場を出発。近鉄高安車庫へ向かった。

  • 雨の降るあいにくの天気の中、「ひのとり」が近畿車輛の工場を出発(写真:マイナビニュース)

    雨の降るあいにくの天気の中、「ひのとり」が近畿車輛の工場を出発

「ひのとり」は「くつろぎのアップデート」をコンセプトに、車内の居住性を従来より大幅に向上させた新型名阪特急として、2020年3月14日から大阪難波~近鉄名古屋間を中心に運行開始する予定。6両編成を8編成、8両編成を3編成の全11編成、計72両を2020年度中に導入(デビュー後は6両編成×3編成で運行)する計画で、各編成とも先頭車がプレミアム車両、中間車がレギュラー車両となる。

プレミアム車両は全席バックシェルを備えた横3列(1列+2列)のシートでゆとりのある空間とし、床を通常より高くしたハイデッカー構造と前面のガラスで見晴らしの良さを確保。レギュラー車両も全席バックシェルを備え、開放感のあるデザインを採用したという。コンセントも全席に設置し、車内で無料Wi-Fiサービスも提供する。

10月25日未明に行われた「ひのとり」の陸送では、1台目に先頭車、2台目に中間車の車体を載せたトレーラーが深夜2時すぎ、東大阪市にある近畿車輛の工場を出発。ときおり強い雨の降る天気の中での陸送となったが、深い艶感のあるメタリックレッドの外観カラーをはじめ、先頭車の先進的でスピード感ある車体フォルム、側面に施された「HINOTORI」のロゴマークなども確認できた。

「ひのとり」を載せたトレーラーは中央環状線から中央大通りへ、中央大通りから大阪外環状線に入り、約1時間半かけて八尾市の近鉄高安車庫まで走行するとのこと。同車庫にて今後、検査など仕上げの作業工程に入る予定とされている。

  • 「ひのとり」の先頭車1両に続き、中間車1両もトレーラーで陸送された