オービックビジネスコンサルタント(OBC)は10月24日、固定資産管理の実務に即した細やかな業務要件への対応を実現する「固定資産奉行クラウド」を同31日に発売すると発表した。価格は1ライセンス(ｉAシステム)あたり年額16万円(初期費用として別途5万円が必要)～。

  • 「固定資産奉行クラウド」の概要

    「固定資産奉行クラウド」の概要

新製品の主な特徴として、固定資産やリース資産の情報を一元管理でき、償却額・リース料支払額などの自動計算から資産台帳や申告書の自動作成までワンシステムで対応が可能なほか、減損会計や部門別の償却費配賦・建設仮勘定などの複雑な会計処理を網羅し、各処理の仕訳データも自動作成できるという。

また、資産の取得から移動・分割・遊休・除却までのライフサイクルを実務に即して詳細に管理し、取得時に設定する償却方法は3年一括償却や消耗品など含め実務に必要な13種類を網羅。除却/売却時の償却額の計上や中間決算の期末や除却月の前月末といった必要な方法を選択できるなど、固定資産管理の実務に対応している。

さらに、税理士などの専門家と固定資産の情報をリアルタイムに共有でき、同じ画面を見ながら税務判断などのアドバイスを早く受けられ、資産の登録や移動など拠点からのエントリー運用も容易に行え、入力やチェック業務、無駄な待ち時間を減少させるという。

加えて、複数帳簿対応や月次確定などの統制機能、グループ企業の会計基盤統一など、企業レベルに合わせた実務に対応できるラインナップを用意。中小企業には固定資産奉行クラウド、上場企業・IFRS適用企業・グループ関連子会社向けにはクラウドERP「固定資産奉行V ERP」を提案する。