元AKB48 小嶋菜月が語る “あの頃と今”「AKB48だからと大切にされていた外仕事が、正直心苦しかった」

今年6月に放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)の「もう一花咲かせたい元AKBだらけの非公認運動会」から、AKB48のOGたちが大きな話題を呼んでいる。それぞれの道で輝く個性的なOGたちの中でも、番組で大きく爪痕を残した3人にインタビュー。第3回目は昨年グループから卒業し、ソロとして活動を始めた小嶋菜月。「自分に余裕ができて楽しめるようになった」という現在の姿とは。
──2018年3月に卒業発表をし、8月に卒業して1年が経ちました。あらためて卒業を決めた経緯を教えてください。

小嶋 2017年12月に組閣発表があって、チーム8のメンバーがチームA、K、B、4と兼任になって、各チームの人数が一気に増えたんです。劇場公演に出られるのは16人だけで、私は今まで研究生から昇格して初日公演に出られる16人になったことが1回しかなくて……。自分は後輩に教えられることは当時のチームAでは全部教えたし、自分自身もやりきったと思ったし、だったら一席を奪い合うよりも後輩に譲って自分は自分の道を歩んで力をつけたいなと思ったので卒業を決意しました。

──卒業してからの活動は?

小嶋 舞台やバラエティ、MCのお仕事をしたり、サッカー番組に出させていただいたり、千葉県出身なので千葉県のお仕事をやらせていただいているので、トーク力を高めていろんなところで活躍できたらいいなと思っています。

──卒業してからのお仕事で一番反響があったのは?

小嶋 やはり『ロンドンハーツ』の「元AKB48だらけの大運動会!!」ですよね。AKB48時代は何だったんだ? って思うほどの反響で、フォロワーが一気に何千も伸びてすごかったです。

──収録のときにはなつかしいメンバーと会うわけですが。

小嶋 本当に同窓会みたいでした。楽屋の席も仲のいい子や同期が近くにいて、緊張も全然せず、1期生の先輩もいたけど、元AKB48というくくりがあるからフレンドリーなんです。当時全然話したことのなかった先輩も絡んできてくれたりして、卒業すると心に余裕ができるんだなって(笑)。自分もですけど。



──せっかくテレビに出演するので爪痕を残したいとはみんな思ってますよね?

小嶋 やっぱり私も思ってましたよ。元AKB48というくくりで、しかもお仕事の都合で出られなかった人もいるので、出るからには頑張ろうと思いました。

──ゲストから突っ込まれた謎のグラビアポーズはどうしてああなっちゃったんですか?

小嶋 分からないです。台本にもそういうことも一切書いてなかったし、やるつもりもなくて、違うところで爪痕を残そうと意気込んでたんですけど、急に「(グラビアの)ポーズしてみて」って振られて、私は本当にかっこ良くて可愛いと思ってやってたら笑われて。「え? 何かよく分かんないなぁ」って思いながら連続で自信満々にポーズをしてたら、「昭和みたい」って言われました(苦笑)。

──同期の森川彩香さんは番組中逃走しちゃったけど、そういう台本があったんですか?

小嶋 ないです。やる気がないキャラだったから(司会者から)「帰ってもいいよ」って言われて。それで、(運動会で)走ってる途中に本当に帰っちゃってて(笑)。

──同時期の『有吉反省会』(日本テレビ)での岩本輝雄さんの推しメン詐称疑惑も楽しく観させていただきました。実は小嶋さん推しと言いつつ渡辺麻友ファンだったと。あれはショックでした?

小嶋 えー? それはショックでしたよ! だって、ずっと私のことをイチ推しって言ってくれてて、10代の頃から応援してくださって。AKB48にいたときは舞台やイベントも来てくださってたし、岩本輝雄プロデュース公演もセンターにしてくれたし、差し入れも毎回持ってきてくれたし……。私が1番だと思うじゃないですか。だからめちゃくちゃショックでしたね。でもテルさんには感謝してますよ!

──テレビに出るとまわりの人たちからも連絡が来ます?

小嶋 1人でテレビに出られる機会ってなかなかないから、AKB48のメンバーからは、「良かったね」って連絡をもらいました。お世話になったマネージャーさんやお仕事の関係者の方もよろこんでくれたから良かったなと思います。でも1番の親友の加藤玲奈ちゃんだけは「観てないけど(ネットに)まとめられてたよ。良かったね」ってLINEが来て玲奈ちゃんぽいなと思いました。



──卒業してから1年経って、心境の変化は?

小嶋 AKB48時代も楽しかったですけど、卒業してからの方が自分に余裕ができて楽しめるようになりました。AKB48にいながら外の現場に行くと「AKB48だから」と大切にされて、それが正直心苦しかったんです。今は小嶋菜月個人として接してもらえるから、必要以上に持ち上げられることもなくて、それがうれしいです。

──今のAKB48を見ていて思うことはあります?

小嶋 AKB48に対しては感謝しかないですね。あと、矢作萌夏ちゃん、めっちゃ可愛いなって。キャリアが短いのにセンターに立っている子を見ると、気になっちゃうというか、新鮮だなって思います。

──今、48グループでは昇格ラッシュの時期で、昇格できる、できないで悩んでいる研究生がいます。

小嶋 みんな同じ日に入ったのに全然昇格のタイミングが違うから、私も当時は昇格できないと落ちぶれた感じがして辛かった。でも逆に燃えてくださるファンの方もいたんです。今思えば、人生は長いし、いつのタイミングで昇格するかなんて分からないから、自分のできることを後悔のないように一生懸命やっていればいいんじゃないかなと思います。

──入って間もないメンバーには分からないかもしれませんけどね。

小嶋 私も当時理解するのは無理でした。でも先輩も同じことを言ってたんですよね。

──これからやってみたい仕事は?

小嶋 私は女優さんになるのが目標です。現実は甘くないと思いますけど、バラエティにも、CMにも出たいし、いろんなところで活躍できるようになりたいです。

──同期の川栄李奈さんみたいに結婚したりは?

小嶋 まわりが幸せに満ちあふれているので、結婚したい欲もありますし、子供も欲しいなって思うんですけど……。

──予定は立ってない?

小嶋 立ってないですよ! まだ卒業して1年なので。

──今後の活動予定は?

小嶋 10月5日にイオンモール幕張新都心で1日イベントのMCをやります(入場無料)。あと、YouTube「なっつんチャンネル」を始めました。そして舞台出演が決まりました! 浅草花劇場で行われる「おおばかものシリーズ第4弾~パン職人編~」に10月末から出演するので、ぜひ観に来てくださいね。

(取材・文/岡田隆志(スクランブルエッグ))
▽小嶋菜月(こじま・なつき)
1995年3月8日生まれ、千葉県出身。2010年、『ロンハー』の可愛い子を探す企画で田村亮から「芸能界に入ったほうがいい」と薦められ、AKB48に11期生として加入。2018年に卒業。現在はタレントとして活躍中。公式ブログ(https://ameblo.jp/kojima-natsuki/)