デル太とわたし⑧│イタリア車乗りにとっては宝の山!?パーツセンターを訪れる

前回は、ランチア・デルタ 4WDの新車当時を知る貴重な人物のひとりである、ガレーヂ伊太利屋代表を務める勝田聡さんに愛車のデルタを試乗していただいた。ひとつの目的地として、第三京浜にのり、横浜市の綱島にあるガレーヂ伊太利屋のパーツセンターを訪れた。

"ガレーヂ伊太利屋"の看板が大きく掲げられているパーツセンターに足を踏み入れると、そこに広がっているのはイタリア車乗りにとってはお宝の山だ。小さなネジから、大きなバンパー、シートなどが開放的な空間を埋め尽くしている。その膨大な数のパーツをすべて把握しているスタッフの方にも驚かされるだけでなく、管理された湿度のもとですべてが非常に見やすく、すぐに取り出せる状態で保管されていることにも感動を覚えたものだ。




すべて丁寧にひとつひとつ箱に包まれ保管されている。この日は暑い日であったが、湿度はしっかりと管理されている。

パーツセンターでのストックも膨大な数があるが、やはりイタリア車特有とも言えようか、探しまわっても見つからないものもある。ガレーヂ伊太利屋のパーツセンターと聞けば、信頼性も厚く、毎日多くの注文が日本中のエンスージアストたちから届く。さらには、自分では見つけられないという稀少なパーツもここにお願いすれば、フィアット・アバルト・アルファロメオ・ランチア・マセラティ・フェラーリ・ランボルギーニなどの純正パーツからクラシケモデルのものも探してくれるというのだ。私のデルタもフォグランプがすっぽ抜けているのだが、これも簡単に見つかるものではないというわけで・・・。パーツ探しの工程すら楽しいのが、こういう車を持つ魅力のひとつだとも思う。


さすが、ガレーヂ伊太利屋。イタリア車のパーツであれば時代ごとでわずかな違いを持つパーツでも揃えられている。

イタリア語のサイトを見ながらひとつひとつ照合していくスタッフの後ろ姿は、まるで現代のヒーローのよう。今となってはパソコンで色々と処理できるが、昔はすべてファイリングしながら、フィルムを見ながら、といった方法で管理されていたそう。今の時代を思えば、なんて地道な手間なんだ...と思うかもしれないが、それもすべてが受け継がれひとつの資料として今も残されているのだから、その想いや情熱も受け継いでいかなければならないと感じざるを得ないものだ。




分厚いファイルが車種ごとに保管されている。ひとつひとつ手作業で行われていた時代だ。今でもこんなに綺麗に残っていること自体に喜びを感じる。

勝田さんは入社以来、本当に多種多様なイタリア車を味わってきているのだが、最初のイタリア車はマセラティ・ビトゥルボだったそう。買った当日にエンジンクランクのオイル漏れが起きる、という現代の車では到底想像できないような出来事すら"楽しかったひとつの思い出"というような感じで話してくれるため、愛車を預けたくなる気持ちも芽生える。特に、古い車となると色々と整備においても慎重になるが、本当に車を愛している人ならば安心して長期間でも預けようと思えるものだ。あの車の乗り心地はどうなんですか?と聞けば色々なことを教えてくれるし、車好き同士であれば話は尽きないであろう。


泣く子も黙るようなスーパーカーも操ってきた勝田さんだが、とても気さくに話してくれる。テーブルにあるのは、ディスプレイしてあったマルティニカラーのデルタミニカー。ちゃんと4輪駆動で精巧な作りだった。

綺麗にストックされたたくさんのパーツ、それぞれが情熱を持ちながら車の世界に関わっているスタッフ、そこには日本で歴史を刻んできたガレーヂ伊太利屋としてのプライドを見ることができた。

ぜひ、イタリア車オーナーでお困りの方は一度サイトだけでも訪れていただきたい。ずっと探し続けているパーツが見つかるかもしれない。私も入手しなければならないものが盛りだくさんだ・・・。

ガレーヂ伊太利屋公式サイト

ガレーヂ伊太利屋パーツセンター公式サイト