岸本ゆめの&一岡伶奈 ハロプロ対談「仲間でライバル、ちょうどいい二人の距離感」

季刊ムック「OVERTURE」でスタートしたつばきファクトリー・岸本ゆめののファッション対談連載。毎回、ハロプロメンバーをゲストに迎え、きしもんがその子にあったスタイリングを提案。webでは誌面に入り切らなかったインタビューを大幅に加筆してオリジナル版としてお届け。第一回目のゲストはBEYOOOOONDS・一岡伶奈。ハロプロ研修生で同期の2人がファッションのことから、お互いのグループのことまで語り尽くし! 2人のファッションスナップもカラー版はweb初公開です!
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──まずは岸本さんから、一岡さんのコーディネートの解説をお願いします!

岸本 伶奈ちゃんは鉄道が大好きで、私調べでは東西線の車両が好きっていう意見があったんです。それで、その車体を意識しました。

一岡 あ、そういうこと? メンバーカラーがライトブルーだから、それを意識してくれてるのかなって思ってた。

岸本 違いました! CHICA#TETSUだから地下鉄で。でも多分、東西線の車体が一番好きではなさそうな感じ(笑)。

一岡 ちょっと違った(笑)。

岸本 調べが甘かったですね(笑)。

──実際に好きなのは?

一岡 一番好きなのはE233系中央線っていうオレンジの車体です。最近は都電荒川線の8900系っていう赤系の車体も好きで。

岸本 言われてもわかんない!(笑)あ、でも目元のメイクがギリギリ中央線(笑)。

──一岡さんは岸本さんが組んだコーディネートを着てみて、いかがですか?

一岡 普段こういう洋服は着ないし、がっつり色を使ったメイクのもあまりしないんですけど、ありだなって思いました。ゆめが描いたコーディネートの絵も見せてもらったんですけど、そのまま形になっててびっくりです。

岸本 伶奈ちゃんはおしゃれ顔だから、こういうメイクをしてほしくて。アイラインもギラギラにしたいって私からヘアメイクさんにお願いしました。

──岸本さんが着ている、ご自分のコーディネートのポイントは?

岸本 ハーフレギンスを夏に履きたかったんですけど、挑戦できなかったんですよ。だからこの場をお借りして着てみました(笑)。あとは伶奈ちゃんのコーディネートに水色をいれたので、そこに合わせてインナーと靴下を青にしました。

──お二人は、普段はどんなファッションなんですか?

一岡 私はブランドでいうとEMODAとかクール系の洋服をよく着ていて、最近だとモノトーンで、カラーを入れないファッションが多いんです。

──今日、私服で着ていたギンガムチェックの羽織りも素敵でした。

一岡 ありがとうございます。あれ、お気に入りなんです(笑)。羽織りは黒と白のチェックで、中は真っ白でまとめました。

岸本 今日の伶奈ちゃん私服、おしゃれすぎて衣装みたいって思ったもん(笑)。私は古着が好きで、ガーリー以外はなんでも着ます。この夏はロックなものが好きだったのが、秋にかけて大人っぽくなってみたいなと思って、無地に挑戦しはじめてます。

──お互いのファッションはどう見てますか?

岸本 伶奈ちゃんのファッションはめちゃくちゃかわいいくて、ハロー!プロジェクトの中でも他にはいない雰囲気だなって思います。モデルみたいでカッコいい。

一岡 ゆめは奇抜なイメージが強くて、カラフルだったり、柄がそこらじゅうにあるようなイメージがあって。

岸本 (爆笑)。

一岡 私はそういうコーディネートができないので、うらやましいなって思います。

──今日の岸本さんの私服は、大きなお花のプリントが入ったパンツでしたよね。

岸本 そうなんです。大きめの花柄がプリントされたフレアパンツで、ブーツはヒョウ柄にしました。今日はブーツを無地でいくか、ヒョウ柄でいくかめちゃくちゃ迷ったんですよ。でもお花とヒョウ柄だったらジャングルとして成立する組み合わせじゃないですか。

一岡 おお〜。

岸本 私、最近『ライオン・キング』を観たんですけど、それが頭に浮かんで「あ、共存してる」って思って。それでこの組み合わせはありだなって選んだんですよ。

一岡 『ライオン・キング』。

岸本 冷静に言わないで(笑)。

──コーディネート組むときのこだわりはありますか?

岸本 私は基本パンツから選ぶことが多くて、特にフレアパンツがめちゃくちゃ好きなんですよ。それを穿くためにトップスや小物を選んだり、メイクをするんです。

──それは昔からですか?

岸本 フレアを好きになったのが去年なので、ここ1年くらいの決め方ですね。その前はとにかく派手にしよう!とか(笑)。あとテーマを決める日もあって、例えば小学生とか。

──小学生……それはどういうコーディネートになったんですか?

岸本 ジャージっぽいカラーのダボっとしたパンツにTシャツ、ランドセル型の赤いリュックを背負って、バゲットハットを被りました。あとは小学生のときに家庭科で作ったナップサックも持ちましたね(笑)。その格好でモーニング娘。さんのCDの発売イベント行ったんです。

──すごいですね……。例えば、今日の服失敗したな〜ってことはないんですか?

岸本 冬にアウターを間違えたなって日があって、その格好で買い物するのも嫌になって、とりあえずセールで安くなってるシンプルな黒いコートを買ったんですよ。でもそれも嫌で、結局新宿から原宿に移動して、古着屋さんで紫のライダースを買いました。

一岡 紫のライダースってなかなか見ない。

岸本 それでやっとしっくりきたんです。なので失敗したなって思って、外で買うことは何度かありますね。

──一岡さんはいかがですか?

一岡 私は逆に、トップスから選びます。今日はこれを着たい気分だなって思ったら、ボトムスと靴をあわせるっていう感じです。

──デザインやシルエットなど、好みはありますか?

一岡 私は、おしりがコンプレックスなんですよ。なんかちょっとおっきいなって……(笑)。

岸本 いいな〜〜〜!

一岡 Gパンを穿くとシルエットが見えちゃうので、それを隠すために丈が長めのトップスが多いです。でもスカートだと服に体型があっちゃう気がするので、パンツはなるべくぴったりしたものを穿くようにはしてます。

──じゃあ今日の岸本さんが考えたコーディネートは、そういう意味でもよかったんですね。

一岡 そうですね、隠れるので! 嬉しいです。

岸本 でもうらやましいですけどね、おしり大きいって。私は外国人の女性みたいなデニムの穿き方をしたいから、おしりが大きくなりたいんですよ。でも私の体型だとなかなかならないんです。

一岡 私からしたら、それがうらやましい。

岸本 交換したいね。私、おしり大きくするためにスクワットしてます。

一岡 逆に私は小さくしたいから、足を後ろに引くトレーニングしてるんですけど、効果ないです、今のところ(笑)。

──ファッションの参考にしているものや、憧れの人はいますか?

岸本 最近はブリトニー・スピアーズが着てるような服が好きです。あとは大好きな古着屋さんがあるので、そこの店員さんのSNSをチェックしてます。今日着けたチョーカーも、たまたまそのお店のだったんです!

一岡 私は冨永愛さんと西内まりやさんが好きです。

岸本 おお〜。

一岡 冨永愛さんは私の母が好きで、その影響で小学生くらいの頃からずっと憧れてます。冨永さんが髪を短くされてからちょっと肩を出したり、おなかを出したりクールな服装が多いので、そういうのを真似したりとか。西内まりやさんは黒系のお洋服を着ていることが多くて、それで最近私も影響されてます。

──意外なところが出てきましたね。

──ハロプロメンバーとファッションの話をすることはあります?

岸本 私はPINK CRES.の夏焼雅さんに最近仲良くしていただいていて、それでお話したり、お買い物に行ったりしてます。

一岡 私はJuice=Juiceの植村あかりさんと最近よくファッションのお話をしています。植村さんはシンプルな服装が多いんですけど、スタイルがいいので洋服が映えるんですよね。でもちゃんと顔を保ったままで。

岸本 顔を保ったまま?(笑)

一岡 シンプルな服でも顔もしっかり映えるというか(笑)。

岸本 あと船木結ちゃんとは同じ大阪府出身っていうのもあってよく話します。お互いに新しい服を買ったら、動画とか写真を送りあうんですよ。船木は小さいけど組み合わせとかレイヤードがうまくて、自分のことを分かってるんだなって思います。おしゃれなんですよ。

──ハロー!プロジェクト全体では、ガーリーなファッションの方が多い印象です。

岸本 キレイめが多いですね、私は着たことないですけど。姉がそういうテイストでたまにおさがりを大量にくれるんですけど、15着あっても1着しか着れるものがなくて。「ほんまにこれ、ゆめが着ると思って渡してくれてんの?」って、申し訳ないけどほとんど返してます。

──この企画でキレイめにチャレンジするのもありですよね。

岸本 確かに、そうですね……。

──乗り気じゃない(笑)。

岸本 キレイめマックスじゃなくて、ミックスにするとかどうですか?甘辛ミックス的な。挑戦としてはありだと思います!

──ぜひチャレンジしてみましょう! お二人はライブなどの衣装を手がけてみたいと思うことはありますか?

岸本 今回みたいな私服っぽいスタイリングを組むのはやってみたいです。でも衣装ってなるとメンバーから苦情がでそう(笑)。あと、わたしの趣味だとつばきファクトリーっていうグループを壊してしまう気がします(笑)。

一岡 じゃあBEYOOOOONDSの衣装やったらいいと思う。楽曲も個性的だし、衣装もすごいのが多いから。

岸本 それはいろんな人の了承を得られたらやってみたいけど、多分だけど、無理だと思う(笑)。

一岡 お願いします(笑)。私はよく姉のコーディネートをしてるので、私服のコーディネートならやりたいです。私でよければですけど。衣装も興味はあるんですけど、生地とかに詳しくないとできないですよね。

──確かに、専門的な知識も必要ですよね。

──お二人の関係性についてもお聞きしたいのですが、以前岸本さんがブログに「いい意味で仲良過ぎないベスト距離感」って書かれてましたよね。

一岡 そうですね。私たちは研修生に加入したタイミングが一緒で、今も昔もお話はするんですけど、ずっと一緒にいるかっていったらそうでもないし、その距離感がいい感じなんです。

岸本 同期が6人いるんですけど、全員で集まったことが一回もなくて。でも一応LINEのグループは作ってあって、「あけましておめでとう」とか「何周年だね」って連絡はするんです。あとはハロー!プロジェクトコンサートとかでみんな揃ったときに記念写真を撮って。あと同期は仲間としても、ライバルとしても常に意識してますね。ハロー!プロジェクトのコンサートや新しいMVが公開されたときも、やっぱり同期の子を見ちゃいます。

一岡 私もそれはありますね。

──同期のみなさん、全員デビューしてますもんね。

岸本 そうなんです。だから6人でなんかやりたいねとは言ってるんですよ。

一岡 イベントだったりね。

岸本 それがずっとふわふわしてて(笑)。

──誰か舵をとる人はいないんですか?

一岡 仕切るなら加賀楓ちゃんかな。会うたびにみんなで話はするんですけどね。

岸本 そこから進まないんです(笑)。

──一岡さんもデビューしましたし、ぜひ実現してほしいです。

一岡 今年の11月で、研修生に加入してから7年経つんですよ。個人的にはそのときにできたらいいなって思うんですけど……でもわかんないです(笑)。

──結構もうすぐですね(笑)。じゃあ年内とか。

一岡 年内はどうかな……(笑)。

──10周年とかどうですか?

一岡 3年くらいあれば、もしかしたら(笑)。

──期待してます! 今年8月にはBEYOOOOONDSがデビューしましたが、それまではつばきファクトリーが末っ子グループでした。岸本さんは後輩グループをどう見てますか?

岸本 私は、うーん……焦りというか、怖いです(笑)。私は大きく表現するのが好きで、個人的にはしっとりした曲よりBEYOOOOONDSみたいに世界観に入り込むような曲をやってみたいっていう気持ちがあるんです。だからうらやましいなって思うし、やっぱり勢いがすごいじゃないですか。なので、これから自分がつばきファクトリーでどう見せていくかはめちゃくちゃ悩みどころですね。すごすぎます、BEYOOOOONDSのパワーが。カラオケで歌いましたもん。

一岡 えー!

岸本 『ニッポンノD・N・A』歌った!

一岡 私、このあいだひとりでカラオケ行ったときに、曲が入ってるのを確認だけして、歌えなかった(笑)。

──岸本さんはBerryz工房が好きですもんね。

岸本 そうなんですよ! 『行け!行け!モンキーダンス』とか、私たちなら『就活センセーション』とか、テーマがある曲ってあるじゃないですか。そういう楽曲が好きなので、『眼鏡の男の子』みたいなみんな役があってセリフもあってっていうのをやってみたくて。あとBerryz工房さんは見た目も歌声もみんなバラバラなのに、グループとしてまとまってるじゃないですか。BEYOOOOONDSもそうなんですよ! それがBerryz工房さんを大好きな私からしたら、すごくドンピシャで。憧れプラス大好きって感じですね。

──大絶賛ですね。

一岡 嬉しいですね(笑)。

──逆に一岡さんはつばきファクトリーをどう見てますか?

一岡 どちらかというと、『ふわり恋時計』みたいなかわいい系とか、しっとりした曲が好きなので、私はつばきファクトリーの曲がいいなって思ってました。

──お互いにうらやましい、っていう感じなんですね。

一岡 でもBEYOOOOONDSの楽曲は一岡伶奈っていう人間じゃなくて、違う人物になれる楽曲が多いので、それは楽しいです。なんでもできるし、いろんなことに挑戦できているので、これからも今までのハロー!プロジェクトになかったような楽曲が多くなるんじゃないかなとは思ってます。

岸本 だって曲の最後で、振り付けとして三方礼するのすごくないですか? もう本当に、1つの作品を見たみたいな! やりたい!

──例えばハロー!プロジェクトコンサートで、つばきファクトリーがBEYOOOOONDSの曲をパフォーマンスするのとか観てみたいですね。

岸本 想像できない(笑)。

一岡 新たな一面が見れるメンバー多いかもしれないね。

岸本 そういうシャッフルでBEYOOOOONDSがしっとりした曲をやるとしても、今までの曲みたいに演じちゃえばBEYOOOOONDSのものになりますよね……。いや〜まだやらないでほしい(笑)。

──では最後に、お互いに言っておきたいことは?

一岡 何人かではあるんですけど、この2人で出かけたことがないんですよ。それに多分、普段の感じだとあわないんですよ。

岸本 確かに(笑)。

一岡 行きたい場所も違うから、逆にそれぞれが好きな、例えば私だったら最近行けてない鉄道博物館に2人で行きたいです。

岸本 うわっ。

一岡 逆に私も、ゆめの行きたいところについて行くから。

岸本 じゃあ私はEMODAに連れていってほしい。夏から秋にかけて大人化計画を自分の中で勝手に進めてるので、大人っぽい服を選んでほしい。

──逆に一岡さんは古着屋で柄物を選んでもらったり。

一岡 私、古着屋さんにあんまり行ったことないので、案内してもらいたいです。ゆめみたいに、柄物も着てみたいなって思います。

岸本 絶対思ってない(笑)。

一岡 めっちゃ思ってます(笑)。

──もし2人で出かけたら、ぜひブログで報告をお願いします!

(取材・文/東海林その子)
OVERTURE
▽「OVERTURE」020号
表紙:山下美月(乃木坂46)