ドライブ[2019.10.17 UP]


偏光サングラスをして運転することの危険性とは?

偏光サングラスをして運転することの危険性とは?グーネット編集チーム

サングラスは、ファッションのアイテムとして利用されることもありますが、アウトドアやスポーツなどで日差しや照り返しから視界を守るためなどにも利用されます。

今回は、サングラスの中でも、日差しや照り返しの対策として利用されることが多い「偏光サングラス」について、運転中の利用に対するメリットや、危険性などについて説明いたします。


偏光サングラスとは?


偏光サングラスとは、一定方向からの光を通して、それ以外の方向からの光をカットする仕組みを持ったサングラスのことです。これによって、周りからの反射光や対象物以外の箇所から乱反射して目に入ってくる光をカットして、見たいものを見ることができる仕組みになっています。

偏光サングラスは、それらの特徴から、ゴルフやフィッシングなどのアウトドアスポーツなどで利用されることが多くなっています。また、それらの状況に合うように、長時間の利用に最適な軽いフレームを用いたり、紫外線をカットする効果も持ち合わせているものが多く販売されています。

なお、一般的に偏光サングラスのレンズは色付きになっており、季節や天候に対して広く対応できるカラーとして、スモーク(グレー)系、ブラウン系、グリーン系の3種が主なレンズカラーとして挙げられます。


運転中に偏光サングラスをかけるメリット


アウトドアやスポーツなどのシーンで利用されることの多い偏光サングラスですが、車を運転する際の利用も、安全運転に有用と言えます。

朝日や夕陽などの眩しい光に、視界が見えづらくなる人もいるのではないでしょうか。太陽光が眩しく感じるのは当然ですが、例えば、標識や路面が眩しくて見えづらいといった現象には、さまざまな方向からの反射光が関係しています。この反射光により、眩しさのあまり目が開けていられなくなり、前方を直視できなくなってしまうと、事故を引き起こしてしまう危険性もあります。

そんな時、偏光サングラスを運転中にかけると、レンズに施された偏光膜が反射光や乱反射による光をカットしてくれるため、眩しさが軽減します。それにより、視界がクリアになるため、車線や道路標識の視認性が高くなるメリットがあります。

また、フロントガラスに色んなものが反射して前が見えにくいということもありますが、偏光サングラスはフロントガラスの映り込みも阻止してくれます。
視界の邪魔となるものを排除してくれる、というのもメリットの1つといえるでしょう。


夜間の運転で偏光サングラスをかけるメリットと危険性とは

夜間の運転で偏光サングラスをかけるメリットと危険性とはグーネット編集チーム

日差しが強い日中に利用されるイメージが強い偏光サングラスですが、夜間の運転時にも役立つメリットがあります。

昨今では、LEDライトの普及などにより、高光度のヘッドライトを装備している車両も多くなっています。そのため、対向車のヘッドライトが眩しく感じることも多くなっているようです。そういう場合に対応するために、夜間であっても偏光サングラスをかけることで視界を確保することができるというメリットがあります。

ただし、偏光サングラスによって、視感透過率(レンズを通してものが見える度合い)が異なるため夜間の利用にも対応しているレンズを選ぶ必要があります。夜間の利用に対応しているレンズとしては、JIS規定によると視感透過率75%未満のレンズにおいて、薄暮又は夜間時における運転用又は路上での使用は禁止されているため、視感透過率75%以上のレンズを選ぶか、メーカーが夜間運転用としているレンズを用いた偏光サングラスを利用するようにしましょう。

なお、夜間運転に適応した、視感透過率が高い偏光サングラスではないものを着用して運転した場合、夜間であることに加えてより視界が暗くなってしまい、運転に必要な標識や信号などの情報が認識しづらくなることが考えられます。

そのため、夜間の走行をする際は、夜間運転に適応した偏光サングラスを着用するようにしましょう。


偏光サングラスをして運転する際の注意点


偏光サングラスは、偏光膜の働きにより反射光や乱反射による光をカットし、一方向からの光のみを通すことにより、視界を良好にさせるというメリットがあります。しかし、その一方で運転時には注意が必要なこともあります。

視界全体が暗くなるような偏光サングラスを着用した場合、信号や道路標識など、走行中に確認しなければいけないものの視認性が落ちてしまうということです。
信号無視や車同士の危険性はもちろん、走行中の自転車や歩行者の視認が困難となると、対人事故を起こしてしまう場合もあります。

偏光サングラスを購入する際は、かけた状態でどの色まで認識できるかをくまなくチェックして、自分の目にあったものを選ぶようにしましょう。

また、カーナビやフルデジタルメーターなどの液晶画面も見えにくくなる場合があります。見えづらいがゆえに画面を見つめる時間が増え、前方から目を離して事故が起きてしまうといった可能性もありますので、偏光サングラスをかける際は十分に気を付けましょう。

しかし、運転中の偏光サングラス自体が危険ということではありません。
夏場などの日差しが強い日、夕陽がきつい時などは、着用した方が視界が良好になり、安全な運転ができるでしょう。実際に着用して運転する前に、視認性についてしっかりと確認しておけば、大変便利な運転アイテムとして大活躍してくれることでしょう。

レンズの暗さと自分の目にあっているかを確認すれば、運転中はもちろんアウトドアにも大活躍してくれる偏光サングラスですが、長時間使用するものですので、購入する場合は、レンズカラーはもちろん、フィット感や視界の範囲も合わせて確認し、危険性を認識した上で自分にベストな偏光サングラスをみつけましょう。