話題の2.5次元俳優たちが出演し、YouTubeで240万再生、ファンミーティングを開催すれば大盛況というシチュエーション・コメディドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』が、ついに地上波へ進出。きょう15日から日本テレビで、毎週火曜(24:59~ ※関東ローカル)に放送される。
異常なほど仲良しな三兄弟を演じるパジャマ姿の黒羽麻璃央(長男・唯一役)、鳥越裕貴(次男・天授役)、眞嶋秀斗(三男・外役)に撮影現場でインタビューすると、これまでひっそりと展開してきただけあって、この躍進を驚いて受け止めた様子。今後の意気込みや、さらなる野望なども聞いてみた――。
■言葉を交わさなくても通じ合えるように
――本番では部屋の中に監督がおらず、カメラマンさんだけという独特な雰囲気での撮影ですよね。
黒羽:前は部屋の外ももうちょっと人が少なかったんですけどね。
鳥越:シリーズを重ねていくごとに、「あぁ、この人は偉い人だな」という人がどんどん増えていきましたね(笑)
――そりゃもう、地上波進出ですから!
黒羽:まさかYouTubeで始めたものが…。もちろんやるからには頑張ってましたけど、もうちょっとラフに、気楽にやっていたものが、だんだんと1話ごとの台本のページ数が増え、ゲストさんも登場してきたりして責任感が出てきました。
鳥越:シーズン2から、ちょっと様子がおかしかったよね(笑)
黒羽:そうそう。今シーズン1を見返すとすごい速いんだよね。あっという間に終わる(笑)
鳥越:地上波で30分ですよ! エラいことになってますやん!
眞嶋:最初は5分で見られるっていうのを宣伝文句にしてたのに(笑)
黒羽:皆さんが望むのであれば(笑)。でも、そもそもテレビ局がYouTubeでドラマをやるっていうこと自体が、不思議な感覚でした。どちらかと言ったら相反するものだと思ってたので意外です。平和の象徴である小山内三兄弟が、テレビ局とYouTubeをつないだ(笑)
――シーズンを重ねて、尺も伸びて、3人の親密さはより増してきたんじゃないですか?
黒羽:そうですね。やっぱり回数を重ねるごとに自ずとチームワークができていると思います。
鳥越:シーズン2あたりから、「帰ってきたなあ」という空気がありました。
眞嶋:言葉を交わさなくても通じ合えるような感じですね。
鳥越:今回のシーズン3になって台本の量が増えたので、また初期の頃みたいにお互いにセリフを合わせるということもありますね。
■台本に「ここはお任せします」
――コメディドラマなので、本番中に思わず笑ってしまいそうになることもあるのではないでしょうか?
鳥越:(脚本のシソンヌ・)じろうさんは仕掛けがすごいですからね。
黒羽:顔芸だったり、おのおのが笑かそう笑かそうと思いながらやってますから(笑)。コメディ作品ってあんまりやってこなかったんですけど、この現場では面白いことを作るのが基本のベースにあるので、他の現場では味わえないものがありますよね。
鳥越:麻璃央は時折「Mr.ビーン」って呼ばれてるもんね。
眞嶋:体張ってますもんね。かかとを机にぶつけたり(笑)
黒羽:そうそうそう! 今日もちょっと腰が痛いです(笑)
――見ていると、セリフなのかアドリブなのか分からないシーンも結構あります。
鳥越:シーズン2くらいから、台本に「ここはお任せします」ってト書きが出てきたんですよ。「あぁ、任せが来たな~」って思ったんですけど、それはうれしかったですね。
黒羽:そうですね。任せてもられるっていうことですからね。
眞嶋:たしかにそうだ!
――シーズン1のやり取りを見て、じろうさんも任せられると思ったんですかね。
黒羽:そうだとうれしいですね。