貯められない人がお金を貯めようと思うのなら、必要なお金を積み上げて貯められるお金を考えるよりも、先に目標額を設定するのが正解です! 月の手取り給料が20万円でも、5万円は貯められます。

貯められない人がお金を貯めようと思うのなら、必要なお金を積み上げて貯められるお金を考えるよりも、先に目標額を設定するのが正解です!

 月の手取り給料が20万円でも、5万円は貯められます。どのように貯めればいいのでしょうか?

◆まず20万円を大きく3つのお金に分けてみよう
決まったお金で生活しようと思ったら、ザックリで構わないので予算を立ててみましょう。

まず20万円の給料を「貯蓄」「固定費」「流動費」の3つに大きく分けます。

貯蓄は5万円と決めましたから、残りは15万円。固定費を40%=8万円、流動費を35%=7万円というのが目安になる金額です。
支出割合の目安

◆「固定費」「流動費」とは?
固定費とは家賃や水道光熱費、通信費、保険料といった、毎月支出がほとんど一定で、やりくりで支出を抑えることが難しい費用。この部分が少なければ少ないほど、生活はラクになります。

一番大きいのは家賃。これが給料の30%を超えるようだと、やりくりが厳しくなります。超えている人は、長い目で見たら引っ越しを考えた方がいいかもしれません。

携帯は格安スマホ、シングルならば保険料は最低限の医療保険だけ、などとすれば少しは節約ができます。

とにかく、この部分を40%以内に抑えることが、確実に毎月5万円貯められるかどうかのカギを握っています。

支出内訳の目安
流動費とは、食費や交際費、被服費など、使い方やスケジュールによって金額に変動があるもの。表では細かく費目を分けましたが、これは説明するのに具体的な方がわかりやすいから。現実的には、あまり細かく考え過ぎると続きません。

流動費全体で7万円以内に納まればOKと考えるといいでしょう。

たとえば、飲み会が多かったからランチはお弁当を持っていこう、洋服を買ったから飲み会は控えようといった具合に、ストレスをあまり感じないように管理することを心がけて。

ポイントは、余裕があるからといってムダ使いしないこと。残ったお金は繰越金としてキープしておくと、足りない月があっても慌てることがありません。

◆「特別費」を考えておかないと貯蓄計画が破綻する
毎月の支出はこの方法できちんと管理できていても、1年の間には他にもお金がかかることが出てきます。

たとえば、冷蔵庫や洗濯機といった電気製品の買い替え、友人の結婚式のご祝儀……、たまにしかないけれど、毎月の給料から支払うのは難しいお金があります。

そこで「特別費」として、別途お金を用意しておくのです。

ボーナスがある人は10~20万円程度を特別費用口座に分けておき、必要に応じてそこから支出します。ボーナスがない人は、毎月の貯蓄5万円を3万円と2万円の2口に分けて貯蓄します。

3万円を貯めている口座は絶対に使わないお金、2万円を貯めている口座は、いざというときに引き出すお金と決めておくのです。

毎月貯めているのにお金が増えないという人は、特別費を計上していないケースが多く見られます。

貯めているのに残高が増えないと、モチベーションが上がりません。予算を守って特別費を計上しておけば、20万円の給料でもまとまったお金を貯めることができます。

文=鈴木 弥生(マネーガイド)