カシオ計算機は9月25日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の中で唯一のダイバーズウオッチ「G-SHOCK FROGMAN(フロッグマン)」の新モデルとして、南極調査ROV(Remotely operated vehicle)とコラボレーションした「GWF-D1000ARR」を発表した。10月11日に発売し、税別価格は130,000円。

  • G-SHOCK FROGMAN「GWF-D1000ARR」

    G-SHOCK FROGMAN「GWF-D1000ARR」

今回のGWF-D1000ARRは、2018年1月の南極大陸の湖沼調査で使用された、小型水中無人探査機ROVの深度計・方位計として、FROGMANが採用されたことをきっかけに実現。ベースモデルはGWF-D1000で、これをカスタマイズしたものが実際の南極調査ROVに取り付けられた。「カエル」の愛称で親しまれるFROGMANにまたひとつ、ファンにはたまらないモデルが加わった。

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  • 特別仕様のパッケージ

カラーリングには、南極調査ROVに用いられているレッド・ブラック・オレンジ・ブルーを時計全体に採用。文字板のインジケーター、サイドボタン、センサーカバーのブルーは、機体を駆動する4つのスクリュー(プロペラ)を表現している。裏ぶた、バックライト、バンドなどには、南極大陸のシルエットをあしらった。「極寒の水中を猛進する南極調査ROVの勇敢さが存分に感じられるスペシャルな仕上がり」としている。

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    このカラーリングに注目

なお、2018年1月の南極調査は、東京海洋大学は国立極地研究所が共同で実施。南極調査ROVを用いて、南極大陸の湖沼生態系調査を行った。

南極調査ROVは独自に開発された機体だが、開発の必須条件は、堅牢、小型、軽量であること。そんな中、姿勢が不安定になりがちな水中でも正しい方位を計測でき、コンパクトなFROGMAN(GWF-D1000)が航法計器(深度計・方位計)として採用された。FROGMANは、極限環境に挑戦し続ける「G-SHOCK MASTER OF G」シリーズの一員であり、耐衝撃性や防水性は折り紙付き。そして調査は成功を収めた。

  • 南極調査ROV

    南極調査ROVの実機

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    南極調査ROVの前方に取り付けられたFROGMAN

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    イメージカット

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    裏ぶた

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    バンド

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    フェイスのバックライト

  • G-SHOCK FROGMAN「GWF-D1000ARR」のおもな使用(クリックで全体表示)

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