マンソン・ファミリー元メンバー、仮釈放申請を却下

マンソン・ファミリーの一連の殺人事件への関与で当初は死刑を言い渡されていたヴァン・ホーテン受刑者。米カリフォルニア州控訴裁判所は、ホーテン受刑者の仮釈放申請をふたたび却下した。

米カリフォルニア州控訴裁判所がマンソン・ファミリーの元メンバー、レスリー・ヴァン・ホーテン受刑者の仮釈放申請をふたたび却下した。

2019年1月、仮釈放委員会は3回目となるヴァン・ホーテン受刑者(現在70歳)の仮釈放申請を行なった。だが、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏はその申請を6月に却下。米現地時間9月20日の金曜日、控訴裁判所の裁判官3名のうち2名がニューサム知事の見解を支持するかたちで今回の判決が下された。

「裁判記録の一部の証拠がヴァン・ホーテン受刑者は一連の犯罪に対して全面的に責任を負っておらず、依然として人々の安全を脅かす危険がある、というニューサム知事の判断の根拠になっている」ことを踏まえて今回の申請が却下された、と地元紙マーキュリー・ニュースは報じた。

だが、ひとりとなった反対派の裁判官は、ヴァン・ホーテン受刑者がいまだに危険人物であることを示す「わずかな証拠さえない」と異議を唱えた。

マンソン・ファミリーの一連の殺人事件への関与で当初は死刑を言い渡されていたヴァン・ホーテン受刑者だが、その後、カリフォルニア州が死刑を廃止したことで終身刑に処せられている。ヴァン・ホーテン受刑者は、マンソン・ファミリーの仲間だったパトリシア・クレンウィンケル受刑者とともに実業家の妻ローズマリー・ラビアンカさんの顔を枕カバーで覆い、ランプのコードで猿ぐつわをした後、14〜16回にわたって刃物で刺したことを認めたものの、女優シャロン・テートの自宅での殺害への関与は否定。ヴァン・ホーテン受刑者の仮釈放申請は3回にわたって却下されている。そのうち2回はジェリー・ブラウン元州知事、1回はこの度のニューサム知事によるものだ。

「ミス・ヴァン・ホーテンとマンソン・ファミリーは、カリフォルニア史上もっともおぞましく、残酷な殺人を犯しました」とニューサム知事はコメントを発表している。「総合的に判断した結果、現時点での釈放は社会を大きな危険にさらし、それを証明する証拠があると考えました」。

金曜日の判決を受け、ヴァン・ホーテン受刑者の弁護士であるリチャード・ファイファー氏は「私は、1〜2週間でヴァン・ホーテンさんが自宅に帰れると確信していたのですが、そのような結果になりませんでした」と述べた。「でも、これだけは言っておきましょう。ヴァン・ホーテンさんは必ず釈放されますし、私もそれまで諦めません」。