「身も蓋もない言い方になっちゃうけど…」柄本明が語る“役者の流儀”
アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。9月10日(火)の放送は、俳優の柄本明さんが登場。9月13日(金)公開の主演映画「ある船頭の話」の撮影現場について話してくれました。

柄本明さん



坂本:柄本さんの11年ぶりの主演映画が公開されます。9月13日公開「ある船頭の話」という作品なんですけれども、この作品はベネチア国際映画祭にも出品されています。脚本・監督はオダギリジョーさんです。初めての長編映画だそうですね。

柄本:短編はいくつか撮っているみたいですけれど(監督は)10年ぶりみたいです。長編としては、今回が初めてみたいです。

坂本:柄本さんは船頭・トイチの役ですけれども、物語のほぼすべてを担っているというか、柄本さんの姿を通して時代が変わっていったりするのを観客は観ていきますね。

1回観てしまうと“柄本さん以外にこの役は考えられない”って気持ちになってしまうんですけれども、当て書きだったりするんでしょうか?

柄本:当て書きかどうかは監督の考えていることだから、僕はわからないんですけれども(笑)。脚本は10年前に書いた本で、最初は監督ご自身が演じるつもりだったらしいです。10年経って、船頭を自分じゃなく、僕にやってくれってことだったので。

(中略)

坂本:トイチさんの姿を通して、映画として何を残したいかって話は、監督との間でなさったんでしょうか?

柄本:監督と脚本の話とかは、ほとんどしていませんね。僕はだいたい、あまり話さないんですよ。もちろん監督が話されれば、話は聞いているけれど。今回の現場においても、役柄についての話とかは、ほとんどしていないですね。

坂本:柄本さんはこのトイチ役を、どのように取り組まれたんでしょうか?

柄本:ちょっと身も蓋もない言い方になっちゃうんだけれども、まぁ、その場所(撮影現場)に行くわけですよね。その場所のなかで、邪魔にならないように立っていられればいいな(という心構えでいる)ってことですかね。

坂本:邪魔にならないように! 主役なのに?

柄本:カメラというものがあって、監督の「よーい、スタート」があって動いて、自分が自然に見えればいいなということでしょうね。

坂本:どの役柄においても、そのような意識や姿勢で取り組まれてきたんですか?

柄本:そうですね。その時間に行って、そういう仕事して、終われば帰るんですね(笑)。身も蓋もない言い方になっちゃうんですけれども、やっぱりそういう仕事なんですよね。

柄本さんの主演映画「ある船頭の話」。詳しい情報は公式Webサイトをご覧ください。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/dear/