ポータブルラジオおすすめ14選|高感度でコンパクトな機種まで紹介
【この記事のエキスパート】
家電量販店&PCショップの元店員・編集者:花華
家電量販店とPCショップ店員の経験を経て、編集者に。
普段は真面目なビジネス書や社長インタビューを行う傍ら、給与の半分近くを新作家電に投じる。
特に美容家電や調理家電、オフィス用品、1万円以下で購入できるガジェットにはついつい食指が伸びてしまう。
趣味に近い家電愛を、読者のみなさまの商品選びに生かせましたら幸いです。
本記事では、家電量販店の元店員の花華さんへの取材をもとに、ポータブルラジオ(携帯ラジオ)の選び方とおすすめ商品を紹介。日常でラジオを楽しむだけでなく、非常時で確実に情報収集するための周波数の基礎知識もあります。ぜひ参考にしてください。
「ラジオを購入しようと思っているが、全て同じに見えてどれを選べばいいかわからない」。そう感じている方はかなり多いです。
実際、スマートフォンでラジオアプリを聞く人の割合も増え、手軽に身近にラジオを楽しむことができるようになりましたが、実際の「ラジオ」を購入するとなると電波受信性能や録音機能といった便利機能が多数あり、どれを選んでいいかわからなくなってしまいます。
本記事では、ポータブルラジオをこれから購入しようと考えている方に向け、種類、基本的な選び方、おすすめ商品などを紹介いたします。
本記事を読み、自分の欲しい機能などを意識しながらポータブルラジオを見れば、通勤中・キャンプなどのアウトドア・防災用・登山、農作業まで、求める目的に応じた機能や特徴がどれなのかわかるようになるはずです。ぜひ参考にしてくださいね。
ポータブルラジオとは
ソニー ハンディーポータブルラジオ ICF-P36 : FM/AM/ワイドFM対応 横置き型 ブラック ICF-P36 B:
ポータブルラジオとは、その名の通り、通常のラジオよりもコンパクトな携帯用ラジオのこと。
トーク番組などのバラエティや音楽番組、ニュース、スポーツ・競馬などの様々なラジオ番組を、外出先でも手軽に楽しめます。また、機種によっては通勤時やランニング、登山時、入院時の病院、さらには災害時・緊急時などでも活躍します。
また、電源の供給は乾電池、もしくは手回しで発電できる他、機種によっては衝撃に強く、防水機能もついているなど、丈夫さもウリです。ラジオ放送を楽しむだけでなく、災害時・緊急時の情報収集の役立つ、持っていて損はないアイテムです!
ラジオの種類(機種のタイプ)
ポータブルラジオは、大きく分けて「ハンディ型」「据え置き型」の2種類のタイプに分かれます。一つひとつみていきましょう。
●据え置き型:自宅や職場に置いてゆっくり楽しむタイプ
ソニー ポータブルラジオレコーダー 16GB FM/AM/ワイドFM対応 予約録音対応 語学学習機能搭載 2018年モデル ICZ-R260TV:
据え置き型のポータブルラジオは、自宅などに置いて使うタイプのラジオ。アンテナを伸ばして使うことが多く、電波をしっかり受信してくれます。電波も比較的良好なことが多く、クリアな音でラジオを楽しむことができます。
しかし、サイズがやや多く、アウトドアに車などで移動するといった場合や家の中を持ち運ぶといった場合は問題ありませんが、通勤中に使用するといったことはできにくいでしょう。スペックはもちろん高いですが、値段もハンディ型と比べ高いです。
●ハンディ型:手のひらやポケットに収まるタイプ
ソニー PLLシンセサイザーラジオ FM/AM/ワイドFM対応 片耳巻取り 名刺サイズ SRF-R356:
ハンディ型のポータブルラジオは、手の平やズボン・バッグのポケットといったコンパクトなサイズで収まるラジオ。スマホやmp3と同程度の大きさであるため、持ち運びに大変便利。通勤、通学時に使う方、出勤中やコンパクトにおさめたいミニマリストの方におすすめです。
アンテナ自体は機種本体に内蔵されているため、アンテナを伸ばして受信する、といった手間はありません。しかし、電波を拾う力は比較的弱いため、注意が必要です。
防災用にも1台は備えておきたい!
ポータブルラジオの選び方
ポータブルラジオの種類を抑えたら、次は選ぶ際のチェックポイントを抑えていきましょう。チェックポイントは下記の5点。
・チューニング方式
・ワイドFM対応
・スピーカーの有無
・電源の種類
・その他の便利機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的にポータブルラジオの欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】チューニング方式を確認
AMやFMのラジオチャンネル(周波数)を変更する際に重要となるチューニング方式。実は、ダイヤル式とシンセ式の2種類に分かれています。それぞれにメリット・デメリットがあるのでしっかり確認しましょう。
●アナログ式:ダイヤルを回し、手動で周波数を調整するタイプ
オーム電機『AudioComm AM/FM スタミナハンディラジオ(RAD-H245N)』:
ダイヤルなどを回し、周波数を調整することで選局するタイプ。手間があるものの、微調整できるため、好きな聞こえ方のいいところで合わせられるのが魅力です。
●シンセ式:ボタンひとつで自動的に選局するタイプ
ソニー PLLシンセサイザーラジオ FM/AM/ワイドFM対応 片耳巻取り 名刺サイズ SRF-R356:
シンセ式は、ボタンひとつで自動的に放送局を選局してくれるタイプのチューニング方式。複数の局の切り替えもワンタッチでできるため、選局がかなりラクなのが特徴です。
【2】ワイドFM対応かどうか確認
強い周波数であるFM電波でラジオを聞ける「ワイドFM対応」は、電波が届きにくい場合や電波干渉を受けやすい場所でも高感度でラジオを聞くことができます。
もちろん、ランニング中や通勤時などの屋外、災害時でも高感度でラジオを聞けますし、落雷や雷雲といった雷が近くにある場合でも、影響を受けにくいです。強く電波を拾うことができるため、おすすめの機能です。
【3】スピーカーの有無を確認
ソニー ポータブルラジオICレコーダー 16GB FM/AMラジオ予約録音機能搭載 リニアPCM録音対応 スピーカークレードル付属 ICZ-R110:
野球中継やラジオ番組などを、家族や友達と一緒に聞くときや、作業のBGMとして聞くときなどは、スピーカーを備えた商品がおすすめ。
また料理や庭いじりなどの作業中は、スピーカーを使えばケーブルが邪魔になることがありません。場面場面に合った商品を選ぶことで、使い道を広げることができますよ。
【4】電源方式を確認
Panasonic(パナソニック)『ワンセグTV音声-FM-AM 3バンドレシーバー(RF-ND50TV)』:
ポータブルラジオの電源の多くは電池式です。単3型、もしくは単4型の乾電池で動くタイプになります。電池式は残りの残量が見えにくいのと、電池を交換する手間がありますが、手軽に長く使用できるメリットがあります。
ほとんどは電池式ですが、中には、USBケーブルで充電できる機能がついたラジオもあります。USB充電ができると、電源があればいつでも充電でき、便利です。
【5】その他の便利機能を確認
ポータブルラジオには、様々な便利機能が搭載されている機種も増えました。選び方の重要度は高くないですが、ラジオライフをより充実させるための機能ですので、こちらもぜひ確認してみてください。
(a)防水機能
DGMura『スピーカー ラジオ』:
防水、防滴機能があれば、キッチンやお風呂場といった水まわりから、屋外での使用にも重宝します。また、災害時や緊急時、屋外での雨などにも強いので、常に安心して情報収集ができます。
(b)レコーダー機能
ヤザワ AM・FMハンディラジオ デジタル方式 巻取式モノラルイヤホン付 シルバー RD24SV:
商品自体は少ないですが、レコーダー機能がついていると、ラジオ番組を録画したり、時には会議や音楽を録音することも可能です。基本的にはICレコーダーにラジオ機能が付いたような機種で、内蔵メモリに録画番組が保存されていく仕組みです。電池の消費、録画容量は機種により異なりますが、あると便利な機能です。
(c)手回し充電機能
東芝『ラジオ(TY-JKR5)』:
災害時や緊急時のために、電池以外で、手回しで充電ができるタイプも便利です。本体のハンドルを回すことで、ラジオへ電源の供給が手軽にできるため、重宝します。また、ハンドル以外にも、太陽光を当てることで発電できるソーラータイプもあります。
(d)スマホへの充電機能
YAMAZEN(ヤマゼン)『長期保管型 手回し充電ラジオ(YTM-R100)』:
手回し式やソーラー式で付属して付いていることが多い機能が、スマホの充電機能です。屋外でスマホの電池が切れても、手動でラジオに電源を供給できれば、そのまま充電器として使えるタイプです。いざというときに重宝する機能です。
(e)LEDライト
【緊急対策 ソーラーラジオ】 防災ラジオ 充電 手回し 多機能 2000mAh 大容量 懐中電灯 AM/FM携帯ラジオ 栓抜き 乾電池 ラジオライト SOSアラート付き USB充電 スマホ充電対応可能 IPX3防水 停電 地震 震災 津波 台風 アウトドア 日本語取扱説明書付き 一年保証 YIHAI (レッド):
LEDライトは災害や停電などで活躍する機能。非難時、暗闇を照らして明るくしたり、生活の光源としても使用できるので、有事のことを考えると、欲しい機能です。
(f)Bluetooth機能
JBL TUNER FM Bluetoothスピーカー ポータブル/ラジオ/ワイドFM対応 ブラック JBLTUNERFMBLKJN 【国内正規品/メーカー1年保証付き】:
ポータブルラジオによっては、Bluetoothスピーカーとして使用できる機種もあります。スマートフォンをBluetoothで接続することで、音楽なども楽しめるので重宝します。
しかし、注意しておきたいのが、ラジオをBluetoothイヤホンで聞くことはできないこと。ポータブルラジオはイヤホンジャックがアンテナの代わりになるため、無線で接続するとラジオを受信できません。
ワイヤレスにしたいという方は、スマートフォンの無料ラジオアプリ「radiko(サイト内課金あり)」などの使用がおすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)