「子どものために幸せな手作り」

ーーやまがたさんは今、ぬいぐるみ作家としてご活動されていますが、昔からものづくりや裁縫がお好きだったのですか?

やまがた
小さい頃からものづくりは好きでした。小学生の頃から廃油を使って石鹸を作ったり、フェルトで小物を作ったりと、ひとりで黙々と作業している子どもでした。幼少期に暮らしていた家の隣に手芸屋さんがあり、よく遊びに行ってフェルトやビーズ、毛糸など作品を作るための素材の美しさに魅せられ、自分でも作ってみたいと思うようになりました。

当時、ミシンが欲しかったのですが、買ってもらえなかったことがずっと心残りだったんですよね。それが、子どもが生まれてから、“ミシンを使ってものづくりがしたかった”ということをふいに思い出し、ミシンを購入したことをきっかけに、本格的に子どものための、ものづくりがスタートしました。

ーーこれまでお子さんのためにどんなものを作ってきましたか?

やまがた
上の子が2才、下の子が6ヵ月くらいの頃に帽子を編んだことがものづくりの始まりでした。

そのあと、ミシンを使ってワンピースを作り、フリル付きのブルマやブラウスなども作るようになりました。子どもが少し大きくなってきてからは、バッグやぬいぐるみなどの小物も作るようになりました。