女優の比嘉愛未と子役の稲垣来泉がこのほど、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『TWO WEEKS』(最終話 17日21:00~)のクランクアップを迎えた。

  • (左から)三浦春馬、稲垣来泉、比嘉愛未=カンテレ提供

母娘を演じる2人の最後の撮影となったのは、はな(稲垣)が入院する病室でのシーン。監督からラストカットのOKが出ると、現場は大きな拍手に包まれた。

先にコメントを求められた稲垣は「本当は皆さんと会えなくなるのが寂しいし、明日からはなちゃんの演技ができないということがすごく寂しいです…。私をはなに選んでくれてありがとうございました」とあいさつすると、目から大粒の涙が。緊張の糸が切れたように大号泣する稲垣のもとに、現場に立ち会った主演の三浦春馬も駆け寄り、「くーちゃん(稲垣)も一生懸命頑張ってくれたよね。すごい良かったから、みんな良い演技ができたんだよ」と優しく語りかけ、比嘉と共に稲垣の頭をなでた。

その場にいた全員が感動に包まれる中、比嘉も目に涙を浮かべながら、「毎日現場に行くのが楽しみで、終わるのが寂しくて…。私も最後のシーンを撮りに来る前に泣いちゃったんです。いろんな感情をこの現場で味わうことができたのは、皆さんのおかげです。こういう現場、人に出会いたいからまた続けたいと思わせてくれた作品でした。この出会いに感謝して、また続けていきたいと思います。ありがとうございました」と感謝した。

あらためて、撮影を終えた比嘉は「今回の役は、心情的にとても苦しくなっていく話で精神的にもつらかったですけど、現場では来泉がそばにいて遊んで笑って、スタッフもキャストもみんな仲が良くて、心が潤っていたんです。一番は、はな役が来泉だからこそ、私もすみれでいられたなと思います。本当にいとおしくて、お芝居じゃなく自然に涙を流したり、強くなれたり。お母さんってこういう気持ちになるのかなという体験ができたので、これは大切な感情として取っておきたいなと思いました」とコメント。

また、今回が初共演となった三浦春馬については「本当にあれだけ現場にドシっとブレずにいてくれる座長さんはこの時代すごく珍しいと思います。春馬くんが先頭をずっと走り切ってくれたから、私たちも頑張れました。人の心も読めて、素晴らしい役者さんと共演できたと思います」と絶賛していた。