IBMは現地時間12日、ハイブリッド・マルチクラウド環境全体で顧客データのプライバシーを管理する新機能を搭載した最新メインフレーム「IBM z15」を発表した。

「IBM z15」<a href="https://www.ibm.com/jp-ja/marketplace/z15" target="_blank">公式サイト</a>

「IBM z15」公式サイト

100を超えるパートナー企業や同社の研究機関であるIBM Researchの貢献により開発された最新メインフレーム「IBM z15」は、プライバシー管理機能や全データを暗号化する機能など、ハイブリッド/マルチクラウドな環境でのプライバシー保護の新機能が搭載されている。

約500ページにのぼるドラフトドキュメント「IBM z15 Technical Guide」を10日に発行しているが、暗号化に特化したCPACF(Central Processor Assist for Cryptographic Function)の進化やオンチップでの圧縮アクセラレータの進化など、ハードウェアとソフトウェアの統一的な設計でデータプライバシーに寄与する枠組みを構築していることを示す。

新たなData Privacy Passportsは、z/OSのみならずLinuxONE上でも動作、個別データ自体に暗号化やポリシーベースのコントロールを加えられる統一的なプライバシー保護システムがハイブリッド/マルチクラウド環境へと拡張可能になる。このIBM z15のData Privacy PassportsはYoutubeに公式動画が掲載されているが、氏名や住所、電話番号など個人情報を含むデータが、コントローラを通じてデータサイエンティスト(Data Scientist)、データオーナー(DataOwner)、レギュラー(Regulator)と権限に応じて利用できるデータが異なるオブジェクトファイルへと変わり、これを取り消せるが様子が描かれている。

同社は、全消費者の64%が、データをセキュアに維持することに関心の薄い企業を選択しないこと、76%がいつでもデータをすべて取り戻すことができるのであれば、個人情報を共有することにも積極的であることなど委託調査の結果を示し、IBM z15zではデータがIBM Zプラットフォームを離れた場合でもポリシーによるデータプライバシーが適用できること、業界初になる機能により、個人情報の使用に強固な制御権を消費者に提供できることを述べている。