カシオ計算機は9月11日、メタルウオッチ「OCEANUS」のプレミアムライン「OCEANUS Manta」から、夕方の都会の街並みをイメージしたという江戸切子をベゼルに採用した「OCW-S5000D」を発表した。10月18日に発売し、税別価格は230,000円。世界限定2,000個となる。

  • OCW-S5000D

    OCEANUS Manta OCW-S5000D

OCEANUSは、「Elegance, Technology」をコンセプトとしたメタルウオッチ。今回の新モデルが採用する江戸切子は、ガラスの表面に彫刻を施す技法で、日本の伝統郷芸のひとつとなっている。

OCW-S5000Dのファイアガラスベゼルは、「堀口切子」の職人、三代秀石 堀口徹氏の制作・監修によるもの。日本の伝統文様「千筋(せんすじ)」によって、ビル群で構成された都会の情景や、規則的に交差した道路を上空から見たイメージを表現。熟練の職人が、すべて手作業でカッティングしている。

  • OCW-S5000D

    ベゼル

  • OCW-S5000D

    フェイス

加えて、ベゼルには「OCEANUS」カラーのブルーと、新開発したという琥珀色を採用した。銀色によってカッティングラインを強調し、夕日が沈む都会の風景のような幻想的で美しいパターンを生み出したとしている。この文様は、堀口徹氏によって「琥珀被千筋(こはくぎせせんすじ)」と命名された。

  • OCW-S5000D

    OCEANUS Manta OCW-S5000D

時計としては、標準電波による時刻修正のほか、Bluetoothでスマートフォンと連携。iOS用・Android用の専用アプリ「OCEANUS Connected」と使うことで、世界地図から約300都市を指定してワールドタイムを設定できるなど、良好な使い勝手を実現している。