LINEは9月11日、同社のコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を活用したデジタルチラシサービス「LINEチラシ」の先行販売を開始したことを発表した。

  • 「LINEチラシ」イメージ(画面や仕様は開発中のため変更の可能性あり)

    「LINEチラシ」イメージ(画面や仕様は開発中のため変更の可能性あり)

「LINEチラシ」は、これまでオフラインでの配布が中心だったチラシやDM(ダイレクトメール)を、ユーザーの興味関心や生活エリア、タイミングに合わせて、パーソナライズされた状態で「LINE」を通じて配信する、スマートフォンに最適化したデジタルチラシサービス。

LINEチラシは、「ADフォーマット」、「メディアフォーマット」、「メッセージフォーマット」という3つのフォーマットが提供され、広告主はチラシ配信のターゲットや目的に応じてフォーマットを選択することが可能だという。

LINEチラシ ADフォーマットは、商圏エリアターゲティングによる広告配信が可能なフォーマット。「LINEタイムライン」ユーザーを対象に、市町村レベルでのエリアターゲティング配信が可能で、デジタルチラシの自動生成・配信も行うという。

LINEチラシ メディアフォーマットは、ユーザー属性や利用状況に応じて、ユーザーごとに最適化された商品情報を配信できるフォーマット。「LINEウォレット」や「チラシメディア」上に、LINEユーザーごとにパーソナライズされた状態で近隣店舗の商品情報や、ユーザーによる閲覧履歴・店舗登録・お気に入り商品の登録などをもとにしたレコメンドが掲載される。

LINEチラシ メッセージフォーマットは、商圏エリア内のロイヤル顧客に対し、「LINE公式アカウント」を通じたプッシュ通知による訴求が可能なフォーマット。LINEのプッシュ通知によるセール通知などにより、リピーター獲得や店舗へのロイヤリティ醸成を促進するということだ。

  • 「LINEチラシ メディアフォーマット」掲載イメージ(画面や仕様は開発中のため変更の可能性あり)

    「LINEチラシ メディアフォーマット」掲載イメージ(画面や仕様は開発中のため変更の可能性あり)

なお、LINEチラシ メディアフォーマットは大日本印刷(DNP)を販売パートナーとして先行販売される。同社は流通・小売をはじめとする企業各社への「LINEチラシ メディアフォーマット」の先行販売を開始するとともに、同製品向けの入稿システムを企業各社に提供していくという。

また、LINEチラシ ADフォーマットについては一部代理店限定で先行販売を開始し、オープン販売開始は11月を予定している。