お金が「貯まる人」「貯まらない人」に数多く取材を重ね、両者はモノやコトに対して感じることがかなり違うことが見えてきました。今回はそんな取材経験をもとに、簡単診断をしてみたいと思います。

◆貯まる人? 貯まらない人? あなたはどっち?
ある状況におかれたときに、「貯まる人」と「貯まらない人」は、それぞれ考え方や行動がまったく異なると感じています。さて、あなたの場合はいかがでしょうか。

次の5つの状況のときに、あなたの頭に思い浮かぶことは、AさんとBさんのどちらに近いでしょうか。早速、チェックしてみてください。

◆1:会計レジの前で、「クレジットカード」を手に持って……
Aさん「ポイントがついてオトクだな」
Bさん「支払いが先のばしできて、助かるな」

◇分かれ目:カードがなくても生活できるかどうか。
Aさん(貯まる人)は銀行口座に現金はあるけれど、カードを使えばポイントが貯まってオトクなのでカードを使います。

一方、Bさん(貯まらない人)は、もしカードがなかったら今月は支払えない状況のためカードが必須。まさに自転車操業状態。その連鎖を止めるため、買い物のたびに本当に必要かどうかを考える必要があります。

◆2:友達の結婚式が、来月は2回ある。
Aさん「楽しみだな」
Bさん「どうしよう、お金が厳しい。ご祝儀って減額するのってアリだっけ……」

◇分かれ目:不定期の出費にも対応できるかどうか。
Aさん(貯まる人)は、ある程度貯蓄があるので不定期の出費にも対応できますが、Bさん(貯まらない人)は毎月カツカツなので急な出費に対応できません。場合によってはキャッシングをして現金を準備し、利息を支払うことになって悪循環に……。

貯蓄が0円の人は、いざというときに対応するためのお金として、本来は手取り月収の半年分を目指したいところですが、まずは銀行口座に常に10~20万円以上は置くようにしたいですね。

◆3:今月お金を使いすぎたけれど欲しい物が出てきた場合、どうする?
Aさん「自炊をして、お金を浮かして買おう」または「買うのは来月にしようかな」
Bさん「ボーナスが出ると思うし、ボーナス払いか、リボ払いで買うかな」

◇分かれ目:今の欲望に対して、どう対応するか。
Aさん(貯まる人)は欲望をコントロールできるので、他のことをセーブしてお金を準備するなど、無理のない計画を立てることができます。

一方、Bさん(貯まらない人)は欲しくなると気持ちが抑えられないため、今後のことをあまり考えずに“今”の欲望を優先します。

ボーナスが出なくなって支払いに困ったり、リボ払いで(本来は不要だった)余計なお金を支払ったりすることになり、またまた悪循環に。ボーナス払いやリボ払いは避け、カードは必ず1回払いにして、月々の収入に合った出費を心掛けましょう。

◆4:スマホの請求書が今月は思ったより高かった。
Aさん「何か余計な出費があるのかな。今度ショップに行ってチェックしてもらおう」
Bさん「これだからスマホって……ほんと高くてイヤになる」

◇分かれ目:不満だけに終わるか、改善策を考えられるか。
Aさん(貯まる人)はショップに行くと、通話料やパケット使用状況などを教えてもらい、使用状況に合った料金プランに変更したり、通話を控えたりなど、今後安くする方法を考えることができます。

一方、Bさん(貯まらない人)は原因が自分にあるのではなく、自分以外のモノやコトにあると思ってしまい、不満ばかりで自分から行動しません。スマホ代が高い場合は改善策がどこかしらあるので、まずはショップに行って使用状況を診断してもらいましょう。

◆5:仕事や自分への投資などで本を買いたいが値段が高い場合、どうする?
Aさん「でも必要なものだから……買おう」
Bさん「今はお金がないからやめよう。いつかお金が貯まったら買おうかな」

◇分かれ目:自分への投資のお金を、惜しむか惜しまないか。
Aさん(貯まる人)はお金を払うべきポイントがわかっていて、自分の将来に必要なものにはお金を惜しみません。一方、Bさん(貯まらない人)は将来への意識が薄いので、“今”に生きる出費を最優先します。

「いつかお金が貯まったら」と思いつつも、貯まらないので結局買わないことに。“今”役立つことの出費を減らして、その分“将来の自分”が役立つことにも、しっかりお金を使うようにしたいですね。

◆「貯まる人」の考え方や行動を少しずつ身につけて
以上、貯まる人・貯まらない人の簡単診断をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。

5つすべてが「貯まらない人」になった人でも大丈夫です。アドバイスを参考にしていただき、「貯まる人」の考え方や行動を少しずつ身につけていけば、「貯まる人」にどんどん近づいていけます。ぜひ、試してみてくださいね!

文=西山 美紀(マネーガイド)