テレビ東京の木ドラ25枠で放送中の、『テレビ演劇 サクセス荘』(毎週木曜25:00~25:30)。都会の片隅にひっそりと佇む一軒のアパート「サクセス荘」を舞台に、俳優、漫画家、占い師、料理人など個性豊かな住人の物語を描く。2.5次元舞台のパイオニア・ネルケプランニングと、『おっさんずラブ』で注目を浴びた脚本家・徳尾浩司がタッグを組み、「リハは1度だけ」「本番一発勝負」の「テレビ演劇」という新たな形に挑戦している。

今話題の2.5次元舞台俳優として人気となっている和田雅成、高橋健介、高野洸、髙木俊、黒羽麻璃央、有澤樟太郎、荒牧慶彦、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志(劇中部屋番号順)といった10名が出演しているが、今回は203号室・ミスター役の高橋と、204号室・ノブ役の高野にインタビュー。『ウルトラマンX』主演を務めていた高橋と、Dream5のメンバーとして人気アニメ『妖怪ウォッチ』EDを歌い、『おはスタ』にレギュラー出演していた高野という、テレビ東京とも縁の深い2人が、『サクセス荘』に抱く思いとは?

  • 『テレビ演劇 サクセス荘』に出演する高橋健介、高野洸

    左から高橋健介、高野洸 撮影:泉山美代子

■2.5次元界のTT兄弟?

高橋:高橋と高野、TT兄弟です!

高野:今日はTT兄弟で(笑)。

ーー先日、高野さんの出演されていたミュージカル『刀剣乱舞』 髭切膝丸 双騎出陣2019 ~SOGA~を取材したのですが、すごい舞台で。

高橋:そうですね、やっぱり僕も全力で……。

高野:健介くん、出てないです(笑)。

ーー高橋さんの出演されていた舞台『魍魎の匣』も面白かったです。演じられていた鳥口の「うへえ」が生で聞けるとは。

高橋:「うへえ」の扱いを頑張れと言われていました(笑)。そういえば、『魍魎の匣』で事件があったんです。僕が『双騎出陣』を見に行って、洸に「すっごい良かった。おつかれさま」と言ったら、「健介くんも”どくろのたくみ”おつかれさまです」と言われて……「どくろのたくみ? 『魍魎の匣』!?」「それです!」と(笑)。たしかに漢字の雰囲気は似てるんですけど。

高野:めちゃくちゃ似てますよ!

高橋:すごいんですよこの人。天然記念物だなと思いました。

ーーおふたりはテレビ東京さんとも縁が深いと思いますが、凱旋感などはありましたか?

高野:自分は『妖怪ウォッチ』の主題歌もやらせていただいていて、高校2年生の時には『おはスタ』に出演していたので、テレビ東京さんに通っていました。神保町でしたっけ?

ーー神谷町ですね。

高野:また間違えた!

高橋:”神”という漢字の雰囲気だけで言ってるでしょう(笑)。

高野:でも今回は撮影で行くことがなかったので、また行きたかったなあ。

高橋:僕は逆に、『ウルトラマンX』の主演をしていたときは直接テレ東さんに行くことがなかったので、新しい気持ちです。

高野:あの、バナナ……。

高橋:”ナナナ”ね(笑)。

高野:ナナナを触れたのもすごく嬉しかったです。

高橋:ナナナを見たときは、まるで芸能人の方にお会いする時のように、「テレビで見たことある!」と思いました。またテレビ東京さんでやらせていただけるのは嬉しいです。

ーー実際に放送を見られて、どのような感想を持ちましたか?

高野:自分の出ていない放送を見て、「すごい」と拍手してしまったんですけど、後から聞いたらセリフが飛んだ部分もあったみたいで。本当にわからなかったです。

高橋:良い意味でバラエティな感じがあるので、そこはちょっと大変だけど楽しいところですよね。

高野:放送を見て、本当に「チャンスなんだな」と思いました。テレビは日常に入り込んでいて、ありがたいし、大変だけどしっかり頑張りたいと思いました。

高橋:舞台の出演が多かったので、普通にテレビをつけて自分が映っているって、すごい。遠い親戚とかにも、見てもらいやすいです。