漫画家・くらのさんがTwitterにて発表した短編漫画「手袋をした女の子」が、話題を呼んでいる。描かれているのは、ある呪いをもった彼女と、それを乗り越えて関係を深めようとする彼氏による恋のやり取り。呪いゆえに少し臆病になっている彼女と、それを物ともせず彼女を受け止める彼氏の描写に称賛のコメントが集まっている。

2人座ってランチをしているところで、彼氏が「君っていつも手袋をしているね。理由を聞いてもいいかな」と切り出す場面から物語は始まる。「潔癖症でもないのに」と、こぼす彼は「手袋してても手は繋げるけど、できれば」と言いかけたところで、神妙な面持ちの彼女が一言。「信じられないと思うけど、わたしは呪われているの」と告げる。

  • くらのさんによる漫画「手袋をした女の子」(1ページ目)

その呪いとは、彼女に「素手で触られた者はその後1日1回触れないと災難がふりりかかる」というもの。さらに呪いは「一度触れたら最後ずっと……解けないの」と手袋越しに彼氏に触れながら明かす。さらに表情が険しくなる彼女。「何が起こるかは私にもわからない。だから……」と物憂げに語る。

  • 漫画「手袋をした女の子」(2ページ目)

しかし、彼氏はそこで「なんだよそれ」と言葉を遮る。そして、すぐに彼女の手袋を外し、屈託の無い笑みを浮かべながら、「すっげぇ斬新なプロポーズだな」とキッパリ。彼女の手をギュッと恋人繋ぎで握り合う。焦った彼女は「ばかっ、なんてことをっ」とその手を振りほどこうとするが、彼氏はそれでも「呪いなんて信じないよ。信じるのは君だけ」とグイと彼女を握り寄せる。

  • 漫画「手袋をした女の子」(3ページ目)

「だからずっと一緒にいてくれる?」と告げられた彼女は、感嘆の表情を浮かべながら「なにが起きても知らないから……」と嬉し泣き。彼氏も「全部受け止めてやるって」と笑みを浮かべるが、その後日、やはり呪いの効果は現れた。風邪をひいた彼女に、彼氏は「今日10回も足の小指ぶつけたんだけど!!」と電話で報告するも、その電話中もまた指をぶつけてしまっている。そんな彼に彼女は「だから言ったじゃん!!」とツッコんでしまう。

  • 漫画「手袋をした女の子」(4ページ目)

リプライには「男の子側がイケメン過ぎてもう……」「天然でも計算でもイケメンが過ぎますね…」「『呪いなんて信じないよ、信じるのは君だけ』って。それってつまり『君は必ず僕に触れてくれるだろ』ってことで、尊すぎ!」と彼氏の優しさに高い評価が。また、呪いについても「1日1回触れないと不幸が襲いかかるって? なら結婚すればモーマンタイですね」「すごく素敵な呪いだ♪ だって絶対に1日1回は会えるんでしょ」「1回会って触ればいいのだからいい呪い(まじない)ですよ」と肯定的な意見も寄せられている。

さらに、「どのコマも表情と全体の流れと演出が最早素敵過ぎて無敵」「手で触れたら呪われるからか、凄く手が細かやかで綺麗」「素晴らしい。絵もストーリーも素敵」とその描写力に称賛のコメントも。この短編の作者は、『月刊コミックジーン』(KADOKAWA)にて、小説家・湊かなえさんの作品『ブロードキャスト』のコミカライズを連載中。またウェブコミックサイト・「LINEマンガ」内の「ジーンLINE」では、『さんさん桜』(同)を連載していた。こちらは2018年11月にコミックス1巻が発売されている。