カーライフ[2019.08.20 UP]


車内で加湿器を使用しても大丈夫なのか?

車内で加湿器を使用しても大丈夫なのか?グーネット編集チーム

冬にクルマのドアを開けようとドアノブを触った瞬間、静電気により「バチッ」としびれ、不快な思いした方は多いと思います。この静電気の起きる原因は乾燥と摩擦によるものであり、クルマを乗り降りした際に身体に帯電した静電気を放電すれば、あの痛みから解放されます。また、車内を乾燥させないように湿度を高くすることも、静電気を防ぐうえで重要になります。

ここでは、車内の乾燥を改善するために加湿器を使用して問題ないのか解説します。乾燥や静電気に悩む方は、ぜひ参考にしてください。


車内における加湿器の必要性


人が快適に生活をできる湿度はおおよそ50%前後と言われており、冬場はとくに暖房器具の使用などにより湿度が下がるため、車内であっても加湿器を使うことが重要になるのです。


加湿器を使う効果


加湿器を使用して車内の加湿を行うことで、肌や髪の毛に潤いを与え、静電気の発生を抑える効果があります。

とくに冬場の車内が乾燥するとインフルエンザが活性化する可能性もあり、乾燥対策に加湿器は効果的です。また、花粉などにも効果があるので、インフルエンザの予防や拡散防止、風邪やアレルギーの予防効果も期待できます。


車内の加湿器はカビの原因になる?


車内で加湿器を使うとメリットだけかと言うと、残念ながらそう言う訳ではありません。
加湿することで窓は結露します。結露からの水分をそのままにしておくとカビの原因となります。

カビはカーペットや窓のウエザーストリップはもとより、エアコン内部にも入り込み、カビが繁殖することになります。
車内の暖房をつけた際にカビのニオイがするようであれば、エアコン内部にカビが繁殖しているサインです。
カビ菌を吸い込むとアレルギーの原因にもなるので注意が必要です。

繁殖したカビ菌は、いつの間にか消滅することはないので、日ごろから結露を拭き取るなどこまめなケアが必要です。また、エアコンのカビと言うと黒カビを連想するかもしれませんが、見えない状態でもカビ菌が繁殖している可能性があります。
カビを除去するには、以下の方法がおすすめです。

1.シートは固く絞った濡れタオルで拭き取り、天日で良く乾かしてください。
2.カーペットは掃除機をかけたあと、同様にタオルで拭き乾燥させます。
3.洗えるタイプのフロアマットであれば、泥やホコリを除去して、こすり洗いをしてもかまいません。その後は再びカビの温床にならないように、しっかり天日干しで乾かします。
4.状態によってはエアコン内部のクリーニングを実施しましょう。

また、カビを事前に予防するには、加湿器の加湿量を適度にコントールして、水分を出し過ぎないようにすることも重要なポイントです。


カビの発生を防ぐための対策


カビが発生するメカニズムについては、結露が原因であるとお話しました。
つまり、カビの発生を防ぐための対策とは、そもそも結露を発生させないことです。
結露が発生する原理としては、外気温と車内温度の違いや、加湿器から発生する水分により湿度のバランスが崩れ、窓ガラスが曇ります。
窓ガラスが曇っている状態が続くと、曇っている水分が結露となります。

ところで、車にはいわゆる”暖房”と呼ばれるものと”エアコン(A/C)”と呼ばれる2種類があるのをご存知でしょうか。
暖房機能は、車のエンジンから発せられる熱を利用しているものになります。車を運転中は常にエンジンがフル稼働しており、その分多大な熱が生まれています。
その熱に対して風を当てることで暖かい風を車内に循環させている、これがいわゆる暖房です。

一方、エアコンはエンジンの動力源と元にコンプレッサーを動かしていることになります。このコンプレッサーが働くことで、車内にエアコンガスが循環し、気温を下げる効果があります。

気づいた方もいるかもしれませんが、エアコンには気温を上げる暖房効果はありません。エアコンはあくまでも冷房と除湿のみです。
エアコンとして車を暖める機能があるとしても、それは前述した暖房機能を利用していることになります。

この両者の使い分け方としては、除湿をするか、しないかで変わります。
暖房を常時使っていると、外気温と車内の気温のズレから窓の曇りや結露が発生します。
そんな時にエアコンを利用すると、除湿をしてくれるので、窓の曇りや結露を防ぐことができます。
強いてはそれが、カビ予防につながります。


加湿器のベストな置き場所は?

加湿器のベストな置き場所は?グーネット編集チーム

加湿器は車内のどこに置けば良いのでしょうか。
車内にくまなく行き渡るように、できるだけ車内の中心部が良いのでしょうか。
クルマの室内空間は、家庭環境と比べると分かるように、それほど広い訳ではないため、わずかな時間で車内の湿度はほぼ一定となります。

加湿器の電源は通常はシガーソケットもしくはUSBポートから供給します。
また水を入れるため、安定したセンターコンソールのカップホルダーに置くタイプが主流です。
後席の足元などに置くと、下に湿気が溜まりやすく、カビの原因になるので、少し高さのあるカップホルダーの方が、設置場所としては好ましいと言るでしょう。

また、水がなくなると自動的に電源がオフになる仕様が多いと思いますが、運転席から水蒸気が見えれば、タイムリーな水補給ができるため、必然的に設置場所は運転席ないし(人がいる場合は)助手席のカップホルダーになるのでしょう。


おすすめの加湿器はどんな種類?


一般的に加湿器の種類と言うと次の4つのタイプに大別されます。


スチームタイプ


一般的な水を熱してスチーム(水蒸気)を発生させるタイプです。
ヤカンと同じ仕組みであり、熱量をコントロールしてスチーム量を変えることが可能です。

電源を入れてから沸騰するまでにやや時間がかかりますが、スチーム量が大きい点がメリットです。ただしその分消費電気量が多くなるのがデメリットになります。


超音波式


超音波の振動で水を粒子にして、吹き出すタイプです。
電源を入れてすぐに加湿が始まる点と消費電力が低い点がメリットです。
デメリットは手入れをまめにする必要がある点です。


気化式


水をフィルターに含ませ、蒸発作用により気化させるタイプです。
水に空気を当てるだけなので、安全性と消費電力面で優位性がありますが、やや蒸気量が少ない点がデメリットと言るでしょう。


ハイブリッド式


気化式とスチーム式、もしくはスチーム式と超音波式を合わせた構造なのでハイブリッド式と呼ばれます。気化式とスチーム式のハイブリッド構造であれば、温度が低い時は温風、温度が高くなるとヒーターにより加湿を行います。消費電力の高さとと加湿が始まるまでの時間の長さが特徴です。

それぞれの特徴から一般的に車載用に採用される方式は、超音波式と気化式です。
消費電力も少なく、安全性が高い点から採用される理由です。

水を入れるタイプとアロマを使うタイプに分けられ、アロマを使用するタイプは加湿しながら、車内をアロマに香りで満たすので、ストレス低減の効果が期待できます。
カップホルダーに入れることを想定し、ミニボトルのようなタイプが主流のようです。
スタイリッシュでお洒落なデザインが特徴です。


加湿器と併用したいアイテム


加湿器と併用して使用するおすすめのアイテムとしてはアロマディフューザーが挙げられます。
最近では加湿器の機能に加え、アロマディフューザーとしての機能を兼ね備えた機種がいくつか販売されています。

アロマディフューザー単体でも販売されており、市販されている好みのアロマを使用することができ、女性ユーザーを中心に人気の高いアイテムです。

緊張感を和らげるアロマ、眠気を覚ますアロマ、集中力を高めるアロマなど、目的や好みに合わせて手軽に香りを楽しめる点が人気の理由です。
加湿器と併用して使用する場合は、エアコンの吹き出し口に装着するタイプがおすすめです。


加湿器でフロントガラスが曇る?対策は?


前述の通り、湿度と外気温、車内温度の関係から、加湿中はフロントガラスが曇ることがあります。
この場合は、エアコンをオンにして、外気導入モードにして、フロントガラスに吹き付けるようにエアコンの吹き出し口を変更することで、曇りをなくすことができます。

また、車につけいているフロントデフロスター機能と併用すると短時間で曇りを取ることができます。
フロントガラスはドライバーが吐く息により曇りやすく、タバコのヤニや汚れが付着していると水分がつきやすくなるので、窓をきれいに拭くこともおすすめします。


冬の乾燥している時期は暖房を使う機会も多いことから、車内が乾燥しがちです。
そのため、加湿器を使って、車内の湿度を調整することで、風邪やアレルギー対策になります。

また不快な静電気の発生を軽減することが可能です。
カビが発生しないように上手に加湿器を使って、冬を乗り切ってください。



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