HUAWEI Band 3が搭載しているセンサーは、加速度センサーとジャイロセンサーを組み合わせた6軸センサー、光学式心拍センサー、そして赤外線の装着検知センサーの大きく3種類。GPSは非搭載なので、ジョギングなどのアクティビティで走ったコースなどの記録を残したい場合、Bluetoothで接続したスマートフォンのGPSを利用します。このためランニングルートも記録したいなら「スマートフォンは家に置いてHUAWEI Band 3だけでランニング」といったわけにはいきません。常にスマートフォンも携帯する必要があります。

  • 本体裏にある光学式心拍センサーと装着検知センサー。心拍センサーはスマートウォッチをつけて運動したい人にはもやは必須のセンサーですね

  • 運動時は心拍をリアルタイムモニターし、心拍数にあわせて上部のハート型メーターが移動します。メーターは左から「ウォームアップ」「脂肪燃焼」「有酸素持久力」「無酸素持久力」「最大」。たとえば、走る運動が苦手な人は少し走るだけで「無酸素持久力」以上の心拍で運動してしまっている可能性が大。「有酸素持久力」以下をキープすることでラクに走る距離を伸ばすことができます

  • 1kmごとに知らせる機能や、目標を設定すると「50%達成」「100%完了」など、ランニング中に励ましてくれる機能も。これが意外とランニングのモチベーションになりました

  • 運動後の簡単な結果はウォッチ側でチェックできるほか、アプリで詳細結果も閲覧できます

  • 運動時間やペース、心拍数の経過のほか、VO2Max(最大酸素摂取量、持久力の指標となる)や完全回復するまでの休息時間まで計測してくれる多機能さです

この機能でこの価格は正直驚き! お試し用にもオススメ

じつはこのHUAWEI Band 3、筆者はすでに3カ月近く利用しています。軽いので普段意識せず装着していられますし、装着していると「あとちょっとで5000歩になるから一駅歩こうかな?」と、運動量をちょっとだけ意識してアップできる点が気に入っています。

多機能スマートウォッチなみの機能がありつつ、1万円以下という価格は非常に魅力的。スマートウォッチを使ったことがない人が最初に購入するのにもハードルが低いのではないでしょうか? 個人的に唯一気になったのがデザイン。リストバンド型はデザインにカジュアル感があるので、あまりカッチリした仕事用スーツには合わない気がしました。また、時計型と比較するとどうしても少々チープな見た目になってしまいます。とはいえ、このあたりは個人的な好みなので、このカジュアルさがいい、という人もいるかもしれません。

今回紹介した専用アプリHuawei Healthは、ほとんどのHUAWEI製ウェアラブルと連携可能です。このため、スマートウォッチ充電中もずっと活動や睡眠のモニターを途切れさせたくないという人は、HUAWEI Band 3を本命スマートウォッチのスペアとして購入しても良いかもしれません。じつは筆者もこの数カ月「普段はHUAWEIの高級スマートウォッチHUAWEI WATCH GTを使用し、GTを充電する夜はHUAWEI Band 3を使う」といった使い方をしていました。これもHUAWEI Band 3が6,588円という価格だからできることかもしれませんね。