ドラマ「偽装不倫」で、仲間由紀恵さん演じる葉子の夫・賢治を演じている俳優の谷原章介さん(C)日本テレビ

 女優の杏さんの主演ドラマ「偽装不倫」(日本テレビ系、水曜午後10時)に出演する俳優の谷原章介さん(47)。仲間由紀恵さん演じる葉子の夫・賢治役を演じており、ドラマが放送されると、SNSでは「ごくせん2コンビ」「ヤンクミが好きだった九條先生と結婚したなんてうれしかった」などと話題を集めた。今作をはじめ、「ごくせん」シリーズ(同局系)も手がけた加藤正俊プロデューサーは、谷原さんについて「自信を持ってキャスティングしました」と語る。役者としての谷原さんの魅力や、“ごくせんコンビ”復活の背景を聞いた。

 ◇ヤンクミの恋実る! その背景は、まさかの…

 「偽装不倫」は、ウェブマンガサービス「LINEマンガ」で連載中の東村アキコさんのマンガが原作。32歳で独身、彼氏なしという“おひとり様女子”の濱鐘子(杏さん)が主人公で、つい“既婚者”だとうそをついたことから始まる“純愛”ラブコメディー。

 7月10日に第1話が放送されると、仲間さんと谷原さんの“ごくせんコンビ”に注目が集まった。「ごくせん」シリーズで、仲間さんは、「ヤンクミ」と呼ばれる主人公の教師・山口久美子を担当。谷原さんは、2005年放送の第2シリーズで、ヤンクミが務める「黒銀学院」の隣の学校の先生・九條拓真を演じており、ヤンクミが九條先生にバレンタインチョコを贈るもお返しがもらえず、ヤケ酒をあおる……という展開があった。

 今回、14年の時を経て、「ヤンクミの恋が実った」と話題となったが、加藤さんは「忘れていたわけではないんですよ!」と言いつつ、「本当の話、(『ごくせん』のことを)全然気にしないでキャスティングしていて……」と明かす。

 仲間さんと谷原さんのクランクインは、「ウエディングのシーン」だったといい、「『リハーサル始めます』ってなって見たときに、あれ? ……あ! ヤンクミと九條先生じゃんって思ったの(笑い)」と振り返る。「二人に、『ねえこれって』って言ったら、『そうですよ』って言われて(笑い)。だから狙っていない。無意識にやっていた。あとで気づいたんです」と明かす。

 ◇「あなそれ」の“東出化”を期待する声

 今作では、葉子が不倫。回を重ねるごとに、SNSでは「ブラック谷原章介さんが楽しみ」といった声のほか、杏さんの夫で俳優の東出昌大さんが出演した連続ドラマ「あなたのことはそれほど」(あなそれ、TBS系)の名前を出し、「谷原章介絶対東出化する」などの声が上がっている。

 「あなそれ」で、波瑠さん演じる美都の夫・涼太を演じた東出さんは、当時、「恐ろしい」など話題を集めていたが、「あなそれの東出くんみたいになるのを期待」「谷原章介がこれからどんなふうに狂っていくのか怖いけど楽しみ」と賢治の変貌を期待する声が続々と上がっている。

 谷原さんの役者としての魅力について、「ぱっとしたたたずまい」と話した加藤さんは、「谷原さんって、わかりやすくイケメン。それは俳優としてすごく恵まれていること。彼のいいところは、そこから“ドジなお父さん”もできれば、“すごい悪いやつ”もできるから、僕は自信を持ってキャスティングしました」と語る。そして、「谷原さんのあの笑顔。視聴者はどうとるかって、これは色々あるだろうなと予想していたので、そうなることを期待していた」と狙い通りだったと明かす。

 ◇“基本的なイケメン”役から「幅が広がった」

 そんな谷原さんの演技について、SNSでは「谷原章介の目が怖いww」「谷原章介の笑顔がここまで怖いと思ったのは初めて」と注目が集まっている。加藤さんは、「ごくせん」出演当時から比べて、谷原さんの役者としての変化について、「(役の幅が)広がった」と表現し、「昔は基本的なイケメンが多かったと思うんです。今は、年齢も重ねて本当に幅が広がったと思うし、(芝居の幅があるため)いろいろなことをお願いしやすいですよね」と話す。

 「今回も、(谷原さんから)『賢治はいつから(妻の不倫に)気づいているんですかね?』と聞かれて、『このぐらいじゃないですか』と説明して。気づいたときにどうするか。平然とした顔をして実は気づいていたとか、いろいろな表現があるから、今回どうしましょうかって話し合いながら作っています」と明かす。

 撮影現場では先月8日に誕生日を迎えた谷原さんのバースデーサプライズが行われ、谷原さんは「47歳になりました! アラフィフです。半世紀まであと3年……頑張ります!」とコメントしていた。今後の賢治の展開はもちろん、“半世紀”までわずかとなった谷原さんのさらなる活躍にも期待したい。