第9世代Core i9に待望の65Wモデルが

Intelの第9世代Coreプロセッサに新モデルが登場した。「Core i9-9900」「同 i5-9600」という、"K"や"F"が付かない無印モデルで、TDPは65W。8コア/16スレッドのCore i9において、65Wモデルの発売はi9-9900が初めてだ。95Wモデルでは別売となっていたCPUクーラーも付属しており、使いやすくなった。価格は57,000円前後と29,000円前後。

  • Intelの「Core i9-9900」と「同 i5-9600」。同じパッケージになった

  • Core i9の現在のラインナップ(BUY MORE)。65Wモデルが初めて登場した

i9-9900のコアクロックは、ベースが3.1GHz、ブーストが5.0GHz。既存のi9-9900K/KFと比べると、ベースクロック(3.6GHz)が抑えられているほか、クロック倍率も固定となっている。またTSUKUMO eX.には、i9-9900のバルク品も入荷しており、価格は51,818円。CPUクーラーは付属しておらず、CPUクーラーやマザーボードとのセット購入が条件となる。

X570マザーに安価なmicroATXモデル

BIOSTARの「X570GT」は、第3世代Ryzenに対応するmicroATXマザーボード。X570チップセット搭載モデルでmicroATXはまだ少ないため、貴重な選択肢となるだろう。M.2スロットが1つだけなど、機能は絞られているものの、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店での価格は17,064円と、コストパフォーマンスを重視する向きには嬉しい安さだ。

  • BIOSTARの「X570GT」。X570搭載マザーボードでmicroATXというのは貴重だ

  • 基板のレイアウト。映像出力は、HDMIとVGAという珍しい構成になっている

同ショップにはそのほか、AMD向けの「X470GTA」(12,398円)、「X470GTQ」(11,664円)、「B450MH」(7,970円)、Intel向けの「B365MHC」(7,538円)、APU搭載Mini-ITXの「A10N-8800EV6.1」(10,778円)も入荷している。

また同時に、「倍オスター」キャンペーンも開始。これは、対象のAMD向けBIOSTARマザーボードを購入すると、RyzenやBIOSTARマザーボードなどが当たるというもので、当たったPCパーツでもう1台を組み立て、「PC環境を倍にしよう」ということだ。キャンペーンの詳細については、WEBサイトを確認して欲しい。

・BIOSTAR「倍オスター」キャンペーン
https://www.aiuto-jp.co.jp/information/

第3世代Ryzenに最適化した新シリーズ

MSIから、第3世代Ryzenに最適化したという「Max」シリーズが登場、その第1弾モデルとして「B450 Gaming Plus Max」が発売された。従来モデルに比べ、BIOSフラッシュメモリ容量が増えており、A-XMP機能との組み合わせにより、DDR4-4133のオーバークロック動作をサポートするという。価格は12,000円前後。

  • MSIの「B450 Gaming Plus Max」。第3世代Ryzenに最適化し、メモリを強化

  • 基板レイアウトはほぼ従来通りだが、ヒートシンクが黒/赤から黒/白に変更