タレントのマツコ・デラックスが、バブル時代を振り返る日本テレビ系単発バラエティ番組『教師役の陣内孝則が推定家賃70万の一軒家でひとり暮らしをしていた時代…とマツコ』が、あす12日(23:59~24:54)に放送される。

  • マツコ・デラックス=日本テレビ提供

この番組は、「あるモノ」が最も妖しい輝きを放っていた時代をMCのマツコとゲストともに、ディープに振り返るシリーズの第3弾。“不良が最も輝く時代”を探求した『仲村トオルが地井武男にワッパを掛けられた時代…とマツコ』、“風俗が最も輝く時代”を探求した『かたせ梨乃が進駐軍の前で踊り狂った時代…とマツコ』に続く今回は、土田晃之、友近とともに、日本経済が最も浮き世離れし、日本人が浮き足立っていた狂乱のバブル時代を振り返る。

1986年から91年の約4年間、日本はバブルと呼ばれる超好景気に沸いた。金を手にした日本人は、“ステータス”を欲し、今では考えられないステータスが氾濫する。有名なゴルフ場会員権は、当時大きなステータスとなり、某有名ゴルフクラブの会員権はなんと4億円以上に。さらに、大学生サークルが開催するパーティーに参加することが若者のステータスとなり、莫大な金も動いた。1回のパーティーで学生ながら5000万円の資金を動かしていたという。そして、今では考えられない破格の不動産も紹介される。

バブル時代に大流行したファッションと言えば、日本のデザイナーが手がけた高級ブランド「DCブランド」。100以上のブランドが乱立し、飛ぶように売れた。そして、芸能人たちも自分たちでアパレルブランドやタレントショップを立ち上げていく。バブルファッションの象徴ともいえるボディーンシャス(=ボディコン)が流行するが、そんなボディコン女子たちを狂乱させたのが、宮殿ディスコやモンスタークラブだった。番組では、当時のディスコの世界もひも解いていく。

さらに、恋愛観からみる日本のバブル時代も振り返る。この時代に最もモテた職業は、空間プロデューサーとヤングエグゼクティブ。彼らがモテたのは一体なぜなのか…。また、男女雇用機会均等法の成立で、バブル時代は女性が台頭した時代とも言えるが、恋愛においてもその影響がうかがえ、女性誌で1冊まるごとセックス特集を打ち出すファッション誌も出始める。そして、この時代の恋愛を語る時に欠かせないものが、モテ車。スタジオには最強のモテ車と呼ばれたソアラも登場する。