ソフトバンクグループとソフトバンクロボティクスは8月8日、人型ロボット「Pepper」を使ったプログラミング教育の取り組み「Pepper 社会貢献プログラム」の教育効果を検証するため、東京工業大学の協力の下で行った調査で、「Pepper」を使ったプログラミング教育を受けた児童・生徒は、同教育を受けていない児童・生徒と比べ、クリティカル・シンキング(批判的思考力)の態度が高い結果となったと発表した。

  • 人型ロボット「Pepper」

同調査は「日常の学習態度に対する変化」を検証するため、教育分野で広く用いられているクリティカル・シンキングの定義に基づき、学習への取り組み姿勢を問う7つの尺度(探求心、論理的思考の自覚、証拠の重視、客観性、授業の受け方、意見の聞き方、考えの深め方)とそれにひも付く20の質問を設定し聴取したもの。

その結果、Pepperを使ったプログラミング教育を導入している小学校は、導入していない小学校に比べ、クリティカル・シンキングの7つの尺度のうち「論理的思考の自覚」「客観性」「授業の受け方」「意見の聞き方」「考えの深め方」で高い結果となり、統計的に有意差があることがわかったという。

  • 小学生に関する調査の結果 資料:ソフトバンクグループ/ソフトバンクロボティクス

Pepperを使ったプログラミング教育を導入している中学校は、導入していない中学校に比べ、クリティカル・シンキングの7つのすべての尺度で高く、同様に有意差が認められたという。

  • 中学生に関する調査の結果 資料:ソフトバンクグループ/ソフトバンクロボティクス