【ITジャーナリストが解説】3万円からの使えるノートパソコンおすすめ5選

【この記事のエキスパート】

ITジャーナリスト:一条 真人

ITジャーナリスト:一条 真人

1961年生まれ。東京都墨田区出身。

パソコン雑誌『ハッカー』編集長、『PC PLUS ONE』編集長を経て、フリーランスに。

小説『パッセンジャー』で河出書房から作家デビューし、40冊以上のパソコン、スマホ関係書籍を執筆。最近では自ら電子書籍の編集パブリッシュなども行っている。


ノートパソコンは、中国、台湾メーカーなどが多く販売する低価格帯の製品と、MacBookなどに代表される高価格帯の製品に二極化しています。映像編集、画像編集などのパソコンに大きな負荷をかける業務に使うのであれば高い性能が必要でしょう。しかし、一般的なインターネット閲覧やネットショッピングでの利用程度なら、必要最低限の性能を備えている低価格帯のマシンでも充分にに活躍してくれます。そこで、ITジャーナリストの一条真人さんに、普段利用に適した3万円程度で購入できる格安ノートパソコンの選び方や、おすすめ商品をお聞きしました。

3万円程度のノートパソコンの選び方|ITジャーナリストに聞く

ITジャーナリスト一条真人さんに、約3万円のノートパソコンを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。ノートパソコンにどんな性能を求めるかという点を考える上で大事な部分です。低価格で、かつ満足できるノートパソコンを選ぶために重要なポイントですので参考にしてください。

Windows? Chrome OS?|どのOSを使うか

【エキスパートのコメント】

OS(Operating System)とはパソコンを動かす基本ソフトです。現時点ではマイクロソフトのWindows 10やMacOSが主流ですが、GoogleのChrome OSを搭載したものなども一定の市場を持っています。

その利点はWindows 10よりも低いハードスペックでスムーズに動作するところです。そして、Chrome OSはGoogle製Chromeアプリが使え、マイクロソフトオフィスとデータ互換性のあるソフトもあり、仕事でも実用的に使えます。

また、OSやアプリのアップデートは自動的に行われ、手間もかかりません。本体のストレージを主力に使わないため、落とすなどの物理的なダメージの影響も受けにくく、小学生などの低年齢でも使いやすいのが特徴です。

ASUS『Chromebook Flip C101PA』:

出典:Amazon

Chrome OSを搭載しているパソコンは、Windows OSを搭載している製品よりも、低いスペックでもスムーズに動作するのが特徴です。

インテル? AMD?|CPUを確認する

【エキスパートのコメント】

パソコンのエンジンともいうべき演算処理を行うパーツで、処理能力を決める重要な部分。現在はインテル製が主流ですが、この価格帯に多いAMD製はコストパフォーマンスが高いことが特徴です。

インテル製のAtomプロセッサは消費電力が小さくバッテリ駆動時間が長くなりますが、Celeronと比較しても処理能力は低くなってしまいます。

Dell『Inspiron11 3000 エントリープラス Ins11-3180 18Q11HB』:

出典:Amazon

高コストパフォーマンスの機種ならAMD製CPU搭載の機種が狙い目です。

必要なメモリを考える!

【エキスパートのコメント】

メモリは、プログラムを動作させるためのワークエリアのことです。容量が大きいほどパソコンが余裕を持って動作することができます。メモリ容量が大きければプログラムの動作速度が速くなるとは限りませんが、小さいと動作が遅くなってしまったり動作すること自体ができなくなってしまったりする場合もあります。

必要メモリはOSによって変わりますが、Windows10パソコン・Chrome共に4GB以上がおすすめです。使用する用途に応じてメモリの容量を選びましょう。

ストレージも検討材料に!

【エキスパートのコメント】

ストレージとは、データを保存するデバイス。多くのプログラムをインストールして使うには大きな容量が必要です。また、デジカメ写真や動画を大量に保存するにも大きな容量が必要です。Windowsパソコンの場合、通常は500GBあれば充分です。

ストレージにはハードディスクとSSDの2種類があり、SSDのほうがデータの読み書きが速く、インストールしたプログラムの起動も速くなります。ちなみに価格はSSDのほうが高くなります。

ChromeBookでは起動時にクラウド経由でプログラムを読み込むのでストレージは16GB程度で普通に使えるため、ストレージ容量が少なくとも大きな問題にならないでしょう。

Officeがインストールされているかどうか

【エキスパートのコメント】

マイクロソフト「Office」とはWindowsを開発したマイクロソフト社のビジネスソフトのパッケージソフトです。最近のWIndowsパソコンではこれをプリインストールしたものも多く販売されています。

プリインストールではユーザーが自分でインストールする手間もなく、オフィスソフトをパソコンと別に購入するよりもトータルで安くなるのでお得といえます。キングソフト「WPS Office」などの互換ソフトをプリインストールしている機種もあります。

Dell『Inspiron11 3000 エントリープラス Ins11-3180 18Q11HB』:

出典:Amazon

MS Office搭載なので、入手後すぐに文書や資料の作成ができます。

低価格ノートパソコンを選ぶときはここもチェック!

ITジャーナリスト一条真人さんが解説したポイントをベースに、使用目的にあったノートパソコンを選んでください。ここでは、低価格ノートパソコンを選ぶときに、ほかにも知っておくといいポイントをご紹介します。

ディスプレイサイズと解像度

ディスプレイのサイズが大きくて解像度が高ければ、一度に表示できる情報量が多くなるため、インターネットの閲覧や文書作成、表計算ソフトの利用時など、さまざまな作業の効率が上がります。

ディスプレイ部分を回転させてタブレットモードになる商品、タッチパネル操作に対応している機種などもあり、そうした機種は手書きメモ機能を使う場合などに便利でしょう。

サイズと重量

ノートパソコンは、持ち運びできる点が据え置き用のパソコンと比べた場合のメリットです。とはいえ、サイズと重量によっては持ち運びが現実的とはいえないこともあります。

ディスプレイサイズが大きいと画面に表示できる情報が多くなり使用には便利なのですが、大きくて重いパソコンになりがち。
したがって、便利さをとるか持ち運びのしやすさをとるか、使用用途にあわせた商品選択が重要です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)