マンガの世界に入り込めるホテル、「ホテルタビノス 浜松町」に行ってきました。
2019年8月1日にオープンした同ホテルは、藤田観光が「ミレニアル世代」の訪日外国人を主要ターゲットとして新設したブランド「ホテルタビノス」の第一号店。オープンに合わせて内装を取材できたので、紹介していきます。
コンセプトは「マンガ」 そのユニークな内装とは?
このホテルの内装は、日本の文化である「MANGA(マンガ)」をコンセプトにデザインされたものとなっており、フロントに降りた瞬間から、まるでマンガの世界に入り込んでしまったかのような不思議な感覚を味わえます。
ちなみに、これらのデザインを担当したのは、デザイナーのツタイミカさん。同氏はこれまでも、マンガのようなセリフが描かれた“マンガ皿”と呼ばれる作品を発表しています。
いざチェックイン!
ロビーの無人機でチェックインを済ませると、その後はオープンスペースに常備されているコーヒーを飲んでゆっくりしたり、ホテルの向かいにある東京湾を眺めたり、のんびりとした時間を過ごしたりもできます。
廊下・客室にも遊び心満載の仕掛けが
ロビーから客室への道中もユニークです。
各フロアのエレベーター降りた壁には、そこが何階かを知らせるためのデザインが施されていたり、そこから部屋へと向かう廊下にも「旅に出るまでの一場面」を切り取ったイラストが描かれていたりと、遊び心が満載。
客室は「非常にコンパクト」という印象。デスクなどの必要最低限の家具があるほか、浴室には浴槽はなくシャワーのみが置いてあり、ほかのデッドスペースは荷物収納に活用できるようになっています。客室の広さは12平方メートルとコンパクトながらも、機能性はバッチリです。
暇な時間ができたときには、ロビーで他の宿泊者とコミュニケーションを取りつつ、疲れたら自室に戻って就寝――といった過ごし方ができそうです。
ちなみに部屋のイラストは、「朝をイメージさせるもの」となっており、全部で3つのパターンがあります。せっかくなので3室とも見せてもらったところ、1室目に「目玉焼きを作る工程」、2室目に「コーヒーを入れる工程」、3室目に「トーストを作る工程」が描かれていました。
空港からのアクセスがよく、東京観光に重宝しそう
以上、ホテルタビノスの内覧時の様子をお届けしました。
ホテルタビノスの担当支配人によると、同ホテルの主要ターゲットは、“アクティブに旅を楽しむミレニアル世代の訪日外客”であるそう。とはいえ、遊び心のある仕掛けが満載のこのホテルは、日本人であっても十分楽しめることでしょう。
ちなみに、ホテルタビノスが出店している浜松町エリアは都市再開発が進んでおり、2020年までに商業施設を兼ねた複合ビルが複数オープンする予定となっています。
中でも、浜松町と竹芝を結ぶペデストリアンデッキ(歩行者デッキ)も完成予定であるため、羽田空港からのアクセスが非常に良いです。2020年には、このデッキからの直通エレベーターで、ホテルタビノスのロビーに入れるようになるのだとか。
つまり、羽田空港から浜松町まで東京モノレールで移動した後、ペデストリアンデッキを歩いてそのままホテルに入れるようになります。
ほかにも、ロビーには大型のサイネージを使用したAIコンシェルジュがあり、そこでホテルスタッフおすすめスポットやホテル近隣のローカル情報などの観光情報が提供されているため、土地勘がなくても東京観光を楽しめますよ。
ホテルタビノス浜松町
住所 : 東京都港区海岸1丁目13-3
開業日 : 2019年8月1日
室数 : 188室(ダブルルーム、ツインルーム)
アクセス :
・ゆりかもめ 竹芝駅 出口2Aより徒歩約2分
・JR 浜松町駅 北口より徒歩約8分
・都営大江戸線 大門駅 B2出口より徒歩約8分
・東京モノレール 浜松町駅より徒歩約8分
インスタグラム : https://www.instagram.com/hotel_tavinos/
予約は公式サイトより
なおホテルタビノスでは、客数限定にて開業記念特別プランを開催。8月1日~9月30日の期間が特別料金(9,000円)で予約可能です。マンガ好きな方、東京観光を検討している方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。