【1万円台・2万円台】コンパクトデジタルカメラのおすすめ5選|フォトジャーナリストに聞く

【この記事のエキスパート】

フォトジャーナリスト:内村 コースケ

フォトジャーナリスト:内村 コースケ

1970年ビルマ(現ミャンマー)生まれ。

外交官だった父の転勤で少年時代をカナダとイギリスで過ごした。

早稲田大学第一文学部卒業後、中日新聞の地方支局と社会部で記者を経験。かねてから希望していたカメラマン職に転じ、同東京本社(東京新聞)写真部でアフガン紛争などの撮影に従事した。

2005年よりフリーとなり、「書けて撮れる」フォトジャーナリストとして、海外ニュース、帰国子女教育、地方移住、ペット・動物愛護問題などをテーマに執筆・撮影活動をしている。


フォトジャーナリストの内村コースケさんがおすすめする、1万円台・2万円台のコンパクトデジタルカメラ5点と、その選び方を紹介します。市場は年々縮小しているものの、独自の機能や性能面のメリットにより、一定の支持が存在し続けているのが低価格帯のコンパクトデジタルカメラ。ニーズに合った1台探しに、ぜひお役立てください。

1万円台・2万円台のコンパクトデジタルカメラの選び方|フォトジャーナリストが解説

フォトジャーナリストの内村コースケさんに、1万円台・2万円台のコンパクトデジタルカメラを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。

根強いニーズ。3大メーカーは販売を継続

【エキスパートのコメント】

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)のなかでも「低価格」とされるのは、各メーカーのエントリーモデルにあたる、1万円台・2万円台のモデルです。

実はこのカテゴリのカメラは、スマートフォンの搭載カメラに性能面で迫られているため、人気は下降気味。デジタルカメラの画質はイメージセンサーのサイズが大きいほど上がりますが、低価格なコンデジのセンサーは、スマホとほぼ同じ1/2.3型センサーでもあります。

それでも「光学ズーム」など、コンデジがスマホを上回る点はまだ多いといえます。撤退したメーカーもあるなか、「できるだけ低予算でカメラがほしい」というニーズをすくい上げるため、おもにキヤノン、ニコン、ソニーの3大メーカーが低価格なコンデジの販売を続けています。

ソニー『Cyber-shot DSC-W830』:

出典:Amazon

「シンプル・イズ・ベスト」な低価格コンデジ。光学8倍ズームなどの一般的な撮影に必要充分な機能が、かんたん操作で使用できます。

遠くのものをきれいに撮れる光学ズーム倍率に注目

【エキスパートのコメント】

1万円台・2万円台の低価格コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)とスマートフォン搭載のカメラの最大の違いは「光学ズーム」です。

光学ズームとは、レンズ性能だけでズーミングする機能のことで、多くのコンデジに採用されています。一方、ほとんどのスマートフォンは、写真をデジタル的に小さく切り取ってズーミングする「デジタルズーム」を採用しています。光学ズームには画質の低下はありませんが、デジタルズームの場合は望遠になるほど画質が低下します。

また同じ光学ズームでも、倍率は機種によって異なります。一般的な撮影では、8-10倍(35mm判換算200mm程度)で充分ですが、45倍(1,080mm)という機種もあります。遠くのものをより大きくきれいに撮りたい人は、より高倍率な機種を選びましょう。

キヤノン『PowerShot SX430 IS』:

出典:Amazon

お手頃かつ、「望遠に強い」という小型センサー機のメリットを最大限にいかした機種。45倍のズームレンズを搭載しています。

Wi-Fi転送機能のある機種を選ぶ

【エキスパートのコメント】

今は、撮った写真を日常的にSNSに投稿している人も多いと思います。スマートフォンでしか写真を撮らない人が増えたのも、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)からはかんたんにSNS投稿できないと思っている人が多いからではないでしょうか?

しかし、最近はほとんどのコンデジにWi-FiやBluetoothが内蔵されており(低価格機種はWi-Fiのみ)、外出先でも比較的手間なく写真をスマートフォンに転送できます。Wi-Fi非搭載の機種でも、記録メディアを取り出してスマートフォンやパソコンと有線接続するなどの方法で写真を転送することはできますが、あまり実用的とはいえません。

外出先でのSNS投稿を想定している人は、Wi-Fi搭載機種を選びましょう。

ニコン『COOLPIX W150』:

出典:Amazon

3大メーカーの一角、ニコン製のデジタルカメラ。低価格ながら防水性能と耐衝撃性能をそなえ、お子様が触っても大丈夫な頑丈なカメラです。

必要最低限の機能を備え、価格を抑えた機種が王道

【エキスパートのコメント】

1万円台・2万円台の、低価格なコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)とスマートフォンの搭載カメラを比べると、写真の画質を大きく左右するセンサーのサイズはほぼ同じです。

つまり、低価格なコンデジをおすすめするのは、どうしても予算を抑えたい人ということになります。なんでも安いに越したことはないですが、このクラスのコンパクトカメラではとくに「安いは正義」なのです。「必要最低限の機能を備え、価格を抑えた機種」が、低価格なコンデジの王道といえるでしょう。

そのため、コンデジの購入動機としてスマートフォンの搭載カメラとの差別化を考えている人には、実売5万円以上で大型1.0型イメージセンサーを搭載した、中~高価格帯のコンデジをおすすめします。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)