ジュピターテレコム(J:COM)は8月2日、家庭のテレビを活用した遠隔医療の実証実験を2019年9月より、福岡市、東京都足立区、葛飾区、練馬区において実施することを発表した。

  • J:COM オンライン診療実証実験イメージ

    J:COM オンライン診療実証実験イメージ

この実証実験では、J:COMの遠隔医療システムと、インテグリティ・ヘルスケアの「YaDoc(ヤードック)」、MICINが医療機関に提供するシステム「curon(クロン)」を連携させる。

その上で、慢性疾患を抱える60歳以上の患者を対象に、患者宅のテレビ画面上でのビデオ通話による診察や服薬指導、医療機関の予約や問診などを行うという。

また、J:COMスタッフが患者宅を訪問し、機器設置や初期設定、操作説明などを継続的にサポートするということだ。

この実証実験は、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に 関する指針」に基づき、通信の暗号化を実施し高いセキュリティのもとで運用されるという。

実施時期は、9月〜10月が福岡市、10月〜2020年1月が東京都(足立区、葛飾区、練馬区ほか)。対象者は福岡が60歳以上かつ慢性疾患で訪問診療を受けている患者、東京が60歳以上かつ慢性疾患で通院中の患者。