エムソフトは7月31日、Windows用テキストエディタ「EmEditor」の最新版「EmEditor v19.0」の正式版を公開した。価格は、年間サブスクリプションで4800円、永久ライセンスで2万1600円。

一般の新機能としてはCSS HTML Validator Lite(EmEditor edition)を使用するHTML、CSS、JSON文書の構文チェックの機能、MSXML Parserを使用するXML文書の構文チェックの機能を追加。

  • CSV文書構文チェックのイメージ

    CSV文書構文チェックのイメージ

  • ,HTML文書構文チェックのイメージ

    HTML文書構文チェックのイメージ

また[CSVの正当性を確認する] コマンドは、[構文チェック] に名称が変更され、サポートするすべての文書タイプ(CSV、XML、HTML、CSS、JSON)の構文チェックを行うことができるようになり、構文チェックのエラーは赤い波線の表示(カスタマイズ可能)、マウスをポイントするとエラーについての情報が表示され、小さな文書では構文チェックが自動的に最新の情報に更新されるという。

さらに、新バージョンでは強調文字列の下線の色を文字色とは別に設定できるようになり(設定のプロパティの[表示]ページ)、[逆順に並べ替え]コマンドを追加して、文書を逆順に並べ替えることを可能としているほか、CSVモードに切り替え、構文チェックコマンドと[区切り位置を調節(文書全体)]コマンドをマルチスレッドと最近のCPUのAVX-2命令セットなどを使用し、高速化。

加えて、巨大ファイルに対して[重複行の削除]コマンドをマルチ スレッドと最近の CPU の AVX-2、SSE4.2 命令セットなどを使用して、高速化したという。

そのほか、設定では[カスタマイズ] イアログに[構文チェック]ページを、設定のプロパティに[構文チェック]ページを、設定のプロパティの[表示]ページに[下線色]ドロップダウンリストボックスを、[指定する部分]リストボックスに[構文チェックのエラー]、[構文チェックの警告]、[構文チェックのメッセージ] 項目を、[カスタマイズ] ダイアログボックスの[ファイル]ページに[大きなファイルを保存時、ファイルマッピングを有効にする]チェックボックスなどをそれぞれ追加。

また、新しいコマンドは構文チェックのプロパティ、構文チェックのカスタマイズ、構文チェッカー、逆順に並べ替え。プラグインAPIの新機能として、SORT_INFO構造体とEditor_Sortインライン関数にSORT_REVERSEフラグとSORT_INSPECT_NOT_SEL_ONLYフラグを、MANAGE_DUPLICATES_INFO構造体とEditor_ManageDuplicatesインライン関数にMANAGE_DUPLIDATES_INSPECT_SEL_ONLYフラグを追加。

マクロの新機能は、DocumentオブジェクトのSortメソッドにV(逆順に並べ替え)オプションとeeSortInspectNotSelOnly フラグを、DocumentオブジェクトのDeleteDuplicatesメソッドにeeSortInspectSelOnlyフラグを追加している。