クラシックレールウェイホテルは、JR肥薩線矢岳駅近くにある旧駅長宿舎をリノベーションした古民家ホテル「星岳」(ほしたけ)・「月岳」(つきたけ)を8月2日にオープンすると発表した。

  • 「星岳」の縁側からの風景

開業日は8月2日で、「星岳」(登録有形文化財)と「月岳」の定員はそれぞれ4名。大畑駅前に2018年9月に開業したフレンチレストランと連携したオーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)として、広域周遊観光実現をめざす。今後は九州地域の鉄道沿線に同一コンセプトのホテル・レストランを展開する予定だという。

日本の各地方の課題として、過疎地域の鉄道維持、遊休設備の観光施設化、サービス人材の確保、魅力的な地域産品の情報発信の必要性が挙げられる中、同ホテルでは鉄道遺産3駅にまたがる地域分散型の開発と、人吉球磨の歴史や文化、郷土食材、地域人材を活用した高付加価値サービスの提供をめざす。

  • 「星岳」のリビングリーム

  • 「星岳」の寝室

  • 「星岳」の檜風呂

  • 「星岳」のキッチン

  • 「星岳」のエントランス

2025年までに九州7県すべてで拠点開発を行い、九州をまるごと楽しめる鉄道1周ツアーを企画することをめざし、現在は第2弾を熊本県他地域で検討中とのこと。