NECプラットフォームズは7月25日、設備の稼働状態や異常を監視・通報する遠隔監視制御システム「コルソスCSDJ-A」や、生産設備をコントロールする各種PLCと連携して、出力されたデータから設備の稼働状況や生産情報をグラフィカルに可視化し、集計・出力が可能な「生産情報可視化集計システム」の販売を、8月23日より開始することを発表した。

  • 生産情報可視化集計システム 構成例

    生産情報可視化集計システム 構成例

「生産情報可視化集計システム」は、耐環境性に優れたファンレス・コンピュータに、統合監視用アプリケーションをプリインストールしてワンパッケージ化したシステム。 製造業における設備の稼働状況・生産情報をリアルタイムに監視し、現場改善に貢献する仕組みを低コストかつ容易に導入できるという」。

また、ネットワーク接続された最大16台のコルソスまたはPLC経由で取得した各種センサー情報を、統合監視用アプリケーションで集計・統合し、グラフィカルに表示することで、複数設備の稼働状況・生産情報を把握でき、さらに遠隔地からの監視も可能であるため効率的な運用できるという。

さらに設備1台のスモールスタートから、段階的な拡張が可能で、例えば設備1台の稼働状況監視のようなスモールスタートから始め、そのあと機能追加や監視範囲の拡張、カスタマイズ(有償)を行うことで、工場全体の稼働監視システムを段階的に構築・拡大していくことが可能だという。

これらにより、初期投資や設置工数を最小限に抑えながら、本格的な稼働監視のシステムが容易に構築可能で、中小規模工場におけるIoT初導入や、大規模工場の試験的なスモールスタートにも適しているということだ。