ハネウマを付けた小さなイタリアのオフロードカーとは?│最高パワーは18馬力

イタリアには、フィアット500や600をベースにしたオフローダーの製造を主に行っていた、フェルベスというカロッツェリアがかつて存在していた。カルロ・フェラーリによってデザインされ、その"Ferves"という名は、"FERrari VEicoli Specili(Ferrari Special Vechicles)"から名付けられたもの。フェラーリ社の跳ね馬を模したようなエンブレムが付けられているが、フェラーリ社との関連性は一切ない。

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1966年のトリノ・モーターショーでは、フェルベス・レンジャーを発表。レンジャーはフィアット500のエンジンとフィアット600Dの4独立サスペンションの融合で生まれ、18馬力のパワーであった。全長は約2.6m、全高は約1.5m。ドアは取り外しが可能で、この小さなボディながらも充分な広さの4シートを備えている。後輪駆動タイプと、超低速ローギアが付いた4輪駆動タイプが用意されていた。計600台が製造され、現存しているのは50台程度だと言われている。



このイエローのレンジャーはしっかりと整備を施されてきているため、屋根の開閉もスムーズにできる。もちろん、ルーフだけでなくボディ、インテリア、エンジンも非常に良いコンディションとのこと。タイヤのスペアも積んであり、すぐにオフロード走行に挑戦することもできるのだ。



力強く頼れる車でオフロードを挑戦するのも良いが、あえてこの小さなレンジャーでオフロードを走ってみるのも新しい冒険となるに違いないだろう。この1台は8月にアメリカで開催されるオークションへ出展予定。推定落札価格は未発表。