Consomacは7月15日(米国時間)、「Consomac : Des SSD moins rapides dans les MacBook Air de 2019」において、先日発表されたMacBook Air 2019モデルは、昨年のMacBook Airモデルと比較してSSDの読み込み速度が遅くなっているようだと指摘した。

Blackmagic Disk Speed Testでベンチマークを実施したところ、2018年モデルと2019年モデルにおいて読み込み速度で大きな違いが見られたという。掲載されているベンチマーク結果は次のとおり。

モデル 速度
MacBook Air 2019 (256GB) 1 GB/sec 書き込み
1.3 GB/sec 読み込み
MacBook Air 2019 (128GB) 500 MB/sec 書き込み
1.3 GB/sec 読み込み
MacBook Air 2018 (256GB) 920 MB/sec 書き込み
2 GB/sec 読み込み
  • Blackmagic Disk Speed Test実行サンプル

    Blackmagic Disk Speed Test実行サンプル

256GBモデルと128GBモデルで書き込み性能における差は2018年モデルにも見られていた。先日発表されたMacBook Airの新製品はマイナーアップデートに近く、大幅な機能変更は行われていないが、価格が下げられてより購入しやすいラインアップになっている。

記事では、書き込み速度を気にする場合は128GBモデルではなく256GBモデルを選択したほうがよいだろうとアドバイスしているほか、MacBook Airの用途を考えるとすでに必要十分な速度を実現していると説明している。

モデル 速度
MacBook Pro 2017 (512GB) 1.78 GB/s 書き込み
2.30 GB/s 読み込み
MacBook Pro 2014 (1TB) 840 MB/s 書き込み
840 MB/s 読み込み
Mac mini 2012 (1TB) 115 MB/s 書き込み
400 MB/s 読み込み

同じベンチマークツールを使って他のモデルについて計測を実施したところ、MacBook Pro 2014 (1TB)で840 MB/sほどの読み書き速度が計測された。計測条件が同じになっているかわからないが、MacBook Air 2019はこの時代のMacBook Proモデルと比較してもストレージの読み書き速度が高速化していることがわかる。